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Cast >>James Earl Jones (Rev Stephen Kumalo), Richard Harris (James Jarvis), Charles S. Dutton (John Kumalo), Tsholofelo Wechoemang (Child), Vusi Kunene (Theophilus Msimangu), Leleti Khumalo (Katie), Jerry Mofokeng (Hlabeni) ...
Director >>Darrell Roodt
Writer >>Ronald Harwood, Alan Paton (novel)
Producer >>Anant Singh, Harry Alan Towers
Genre >>Drama
Country >>South Africa

 総合ポイント 4.5点/5点満点中
内容 >>5 演技 >>5 演出 >>4 音楽 >>4

 レビュー
The Beloved Country
1946年南アフリカの片田舎で牧師をしているクマロ(ジェームス・アール・ジョーンズ)の元にヨハネスブルクから一通の手紙が届いた。送り主はヨハネスブルクの牧師だった。クマロ牧師の妹ガートルードを助け、息子のアブサロムの行方を捜して欲しいとの事だった。すぐにヨハネスブルクに向い、妹の変わり果てた姿に驚き、そして息子がトラブルに巻き込まれているのが分かった。そんな中、クマロと同じ地域に住んでいる裕福な白人一家のジェームス(リチャード・ハリス)は息子がヨハネスブルクで殺された事を知った。父とは違い、黒人差別に反対し活動していた息子だったが...

舞台となった1946年のちょうど二年後にアパルトヘイト政策が実行された。そしてこの映画の原作が発表されたのが1948年。まさにその年である。原作者のアラン・ペイトンはアパルトヘイト政策反対を最初から訴えていた白人である。ちょうどこの映画のジェームスの息子と同じ立場だ。彼がつけた原作のタイトルから完璧である。作家自身がその世界に身を投じ活動したからこそ、文や台詞にパワーが漲っているのが一目瞭然だ。親子という関係を通して、アパルトヘイト政策というものを映し出した。白人と黒人とでは分かり合えない事でも、血の繋がった親と子なら分かり合える物がある事を教えてくれる。
ちょうどこの映画を制作中にアパルトヘイトは終わりを告げた。なんとも劇的な話である。監督のダレル・ルートはアパルトヘイトの緊張感は見せていないが、このタイトルである「愛する国」を、いつものようにロングショットで壮大で美しく見せている。

この映画は原作が全てである。素晴らしい話は何度聞いても飽きないのと同じように、この美しい物語と台詞たちは、何度映画化されても色あせる事もないだろう。
(Reviewed >> 5/14/10:DVDにて鑑賞)

 100本映画
これはシドニー・ポワチエの本「This Life」を読んだ時に無性に観たくなった映画です。本当はシドニー・ポワチエが出ている「Cry, the Beloved Country / 泣け!愛する祖国よ (1951)」の方が観たかったのですが、こちらはDVDになっておらず... どうやらイギリスではDVDになっているらしい。仕方ないので、中古のビデオを買ってみた。届いたらまた。その前にこちらのジェームス・アール・ジョーンズが主演の1995年版を観ました。

なんとも劇的ですね。この映画の元となるアラン・ペイトンの原作が出版されたのが1948年。アパルトヘイト政策が制定された年。アラン・ペイトンはこの映画の舞台となったナタール出身。父がスコットランドから母がイギリスから移民してきた白人であるが、アパルトヘイト反対の活動家でもあった。が、この作品を書く前には南アフリカの少年感化院でスラムの不良少年達の改善に20年近くも努めていたとの事。他の国の感化院や刑務所を見学しに、ヨーロッパやアメリカを渡った時に書いたのがこの原作。原題のタイトルも素晴らしい。本が日本語に翻訳された時のタイトルは「叫べ、愛する国よ」でした。51年の映画は「泣け!愛する祖国よ」。原題が素晴らしいので、一番しっくりしているのが本のタイトル。でも51年のも中々。やっぱり「Cry」は泣けというより、叫べの方がしっくりくるかも。1951年版にも沢山の秘話がありますが、そちらは映画観た後にでもゆっくり。

ジェームス・アール・ジョーンズの説明を差し置いて、なぜアラン・ペイトンの説明をしたかと言うと、やっぱりこの映画はこの素晴らしい原作ありきなのです。原作が全てですね。だからこそ、俳優達も腕の見せ所でもあります。同じ地区で生活している2家族の運命がもつれ合っていく。人種は違うが同じ年頃の父と息子の関係によって、南アフリカの当時の様子が伝わってくる。ナタールの牧師で父を演じたのが、ジェームス・アール・ジョーンズ。名優中の名優。元々ジェームス・アール・ジョーンズの英語は独特ですが、今回はアフリカ訛りで挑んでました。でもちょっと泣き虫牧師さんでしたね。しかし初めて別の家族の父ジェームスと会った時の表情は凄い。ああなるだろうなーと思います。ここにも「Sarafina! / サラフィナ! (1992)」や最近では「Invictus / インビクタス/負けざる者たち (2009)」に出演していたレレティ・クマロが出演。若い女の子役。そして「Tsotsi / ツォツィ (2005)」や「Max and Mona / 日本未公開 (2004)」に出ていたジェリー・モフォケンも登場していた。この2人は南アフリカを代表する国際派俳優ですね。後はヨハネスブルクの牧師(ムジマング牧師でいいのかな?)を演じたヴジー・クネーネも良かった。彼が演じた役が1951年版でシドニー・ポワチエが演じております。ダレル・ルート監督はアフリカの壮大な大地を撮らせたら天下一品。今回もオープニングとラストが美しい。ラストの感動的なシーンをあのように雄大に撮ったのは正解。

この映画の撮影中にアパルトヘイトが終わりを告げた。何と言う偶然なんでしょうか...

 トリビア
白人の南アフリカの作家アラン・ペイトンが書いた小説の映画化。舞台化もされている。1951年のオリジナル作品では、ジェームス・アール・ジョーンズが演じた役をカナダ・リーが演じ、シドニー・ポワチエが現地の牧師を演じていた。

 その他

 受賞歴
* Image Awards
1996 Nominated Outstanding Lead Actor in a Motion Picture : James Earl Jones
1996 Nominated Outstanding Motion Picture
1996 Nominated Outstanding Supporting Actor in a Motion Picture : Charles S. Dutton

* Kansas City Film Critics Circle Awards
1996 Won Best Actor : James Earl Jones

* Screen Actors Guild Awards
1996 Nominated Outstanding Performance by a Male Actor in a Leading Role : James Earl Jones

 サウンドトラック
1. Main Title-The Letter
2. The Beginning Of The Journey
3. The Train To Johannesburg
4. You've Been Robbed
5. Emaxambeni - Havana Swingsters
6. I've Been A Bad Woman
7. Is It My Son?
8. He Was Our Only Child
9. What Sort Of Life Did They lead
10. Hamba Notsokolo - Dorothy Masuka
11. Bastards-Bloody Bastards
12. Did It Seem Heavy?
13. Cry, Cry The Beloved Country
14. Christ, Forsake Me Not
15. The Boys Club
16. We Taught Him Nothing
17. Amazing Grace - Ladysmith Black Mambazo
18. Go Well Umfundisi
19. Do Not Spoil My Pleasure
20. It Is My Son-That Killed Your Son
21. The Marriage
22. The Shadow Of Death
23. The Fifteenth Day

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 リンク
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 インフォサイト
http://www.imdb.com/title/tt0112749/
http://en.wikipedia.org/wiki/Cry%2C_the_Beloved_Country_%281995_film%29
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=83569

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Last Modified: 2008-07-24
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