|
●● レビュー Samuel L Jackson will always sweep in the gameトム(サミュエル・L・ジャクソン)は、事件・事故などで死亡した人々のその惨事の後片付けをする清掃人だった。昔は警官だったが、妻が亡くなった事をきっかけに、娘ローズ(キキ・パーマー)を育てていく為にも仕事を変えたのだった。ある日、依頼された現場に行くと、カギが玄関近くに置いてあり、1人でその仕事を終わらせた。しかし後日、そのカギを置き忘れた事に気がついて、その家に戻ると、何も知らない妻(エヴァ・メンデス)が対応に出た。気になって調べてみると、その事件番号も存在せず、依頼してきた警官の名前も存在していなかった... 名優サミュエル・L・ジャクソンがレニー・ハーリン監督と3度目の共演となるクライム映画。ジャクソンがハーリンの映画に出ると、何かしら爪あとを残す。「ディープ・ブルー」だって、いろんな意味でも。今回はハーリンの映画で、珍しくガッツリと演技派の演技を見せてくれている。いつものサミュエル節も無く、今までに見たことのないような几帳面で繊細な男を演じてみせている。ストーリー的には、突っ込み所も満載だが、なんとなく見れてしまう。 サミュエル・L・ジャクソンの熟練した演技が、この映画を見られる物にしている。サミュエル・L・ジャクソンはどんな2流映画でもそんな雰囲気を一掃してしまう位の、全勝男である証拠。 (Reviewed >> 3/5/11:DVDにて鑑賞) |
●● 100本映画 サミュエル・L・ジャクソンが出演のクライム映画です。日本では劇場公開されたみたいですが、アメリカでは劇場公開もなく、アワード系でプレミアされた訳でもなく、所謂ビデオスルーとなった作品。となれば、どう考えても2流。でもサミュエル・L・ジャクソンとエド・ハリスが居る事でどうにか威厳を保ってる作品ですね。監督はあのレニー・ハーリン。サミュエル・L・ジャクソンをサメに食べさせたり、「The Long Kiss Goodnight / ロング・キス・グッドナイト (1996)」では自分の嫁さんを主演に映画を作り、やりにくいのにサムと共演させて興行的に大コケさせたりと、サムに無理させる事が大好きな監督。今回はサムに元警官で、今は事件・事故で亡くなった人々の後始末の掃除人をやらせております。過去に色々とあった男。今回はあんまり無理させてない。でもサムが珍しくとーーーーっても神経質な役を演じている。しかも、いつものように大声で悪態つくのも無し。なので、サムとして随分と鬱憤が溜まった事でしょう。サムの娘を演じるのがキキ・パーマー。良い!ものすごく難しい役を見事に演じてましたね。それに引き換えエヴァ・メンデス。ものすごく綺麗だけど、この映画ではダメでしたねー。なんでああいう結末になったのか、分からないわ。彼女の演技では。というか、綺麗過ぎちゃったせいで設定に無理があり過ぎ。あの人とあの人はあり得ないでしょー。絶対に無い、無い!映画の筋としては穴だらけにも見えるが、なんとなく見れてしまう映画ではある。物語的に、結構血だらけな映画ではあるけど、そんなグロくもない。人間関係の方がドロドロでグチャグチャ。ちなみに一瞬映る、サムの奥様役は実際の奥さんであるラタンヤとの写真だった!微笑ましく思いました。 (0833本目) |
●● トリビア サミュエル・L・ジャクソン主演のクライム映画。ジャクソンは元警官で今は犯罪現場の”清掃人”を演じる。若手のキキ・パーマーがジャクソンの一人娘役。エド・ハリスやエヴァ・メンデス、ルイス・ガスマン、ロバート・フォスターが共演。監督は「ディープ・ブルー」のレニー・ハーリン。 日本では劇場公開されたが、アメリカではDVDの販売のみ。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 * Young Artist Awards2008 Nominated Best Performance in a Feature Film - Supporting Young Actress : Keke Palmer |
●● サウンドトラック Soundtracks not available |
●● 関連記事 |
|
●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt0896798/http://en.wikipedia.org/wiki/Cleaner_(film) http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=332707 |
|
|