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●● レビュー Hail! Hail! to Chuck Berry!!チャック・ベリーの60回目の還暦バースデイ公演を故郷のセントルイスにあるフォックス劇場で行った際のドキュメンタリー。 ロックンロールの生みの親であり、育ての親チャック・ベリー。60歳になっても尚盛ん。ご自慢のキャディラックを見せびらかし、「もうちょっとここで寝かしてから、君に倍の金額で売ってあげるよ!」と言った所で、嫌味が無い。ちょうど、ローリング・ストーンズのキース・リチャーズがこのドキュメンタリーで同じ事を言っていた。「ミック(・ジャガー)とよりも喧嘩するけれど、どういう訳か嫌いになれないんだ」と。その歯に着せぬ発言が多い割には、こういった祝いのコンサートでは、エリック・クラプトンやリンダ・ロンシュタッドのような人が数多く駆けつける。同じ厳しい時代を駆け抜けた戦友のボー・ディドリーとリトル・リチャードとのお喋りでは、彼等の歌を歌いヒットさせたパット・ブーンの話で盛り上がる。ブルース・スプリングスティーンは「彼と演奏した事を自分が同じ60歳になった時に、孫に自慢する」と、ベリーを賞賛する。そのチャック・ベリーは、公演先にはスーツケース1つで向かい、向こうで用意した普通のギターで、神がかりな演奏を見せ、飄々と去っていく。 今回公演を行ったフォックス劇場の前で、チャック・ベリーは語る。「小さい時に父親とこのフォックス劇場に来た時に、入口で追い帰されたんだ」。 監督のテイラー・ハックフォードは、実に巧くチャック・ベリーの若者に受けたパンクな生き方、彼の歴史、彼とロックンロールの関係を見せてくれた。 (Reviewed >> 3/11/06:TVにて観賞) |
●● 100本映画 Not Yet |
●● トリビア ロックンロールの生みの親チャック・ベリーの生誕60年を記念して行われたコンサートの様子と、彼を崇拝する人々のインタビュー等のドキュメンタリー映像。「Ray/レイ」のテイラー・ハックフォードが監督。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 >> National Board of Review, USA 1987 Won Best Documentary |
●● サウンドトラック 1. Maybellene2. Around And Around 3. Sweet Little Sixteen 4. Brown Eyed Handsome Man 5. Memphis, Tennessee 6. Too Much Monkey Business 7. Back In The U.S.A. 8. Wee Wee Hours 9. Johnny B. Goode 10. Little Queenie 11. Rock And Roll Music 12. Roll Over Beethoven 13. I'm Through With Love Soundtracks from Amazon.co.jp |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt0092758/Not available from Wikipedia http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=14683 |
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