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●● レビュー Yes, it was the black guy this time... 高校生のアンドリュー(デイン・デハーン)は、ビデオカメラで撮影する事が好きだったが、学校ではイジメに遭っていた。学校へは、従兄弟のマット(アレックス・ラッセル)の車で通っていた。マットに誘われていったパーティでも、アンドリューはカメラで撮影し、またイジメられて外でイジケていたら、学校一の人気者スティーブ(マイケル・B・ジョーダン)が話しかけてきた。カメラで撮って貰いたいものがあると言って、連れて来られたのは、大きな穴だった。先に待っていたマットと共にスティーブは穴に入っていく。アンドリューは仕方なくついて行く、クリスタルのようなもので一面が覆われており、奇妙な音を出していた。それが一瞬光った後、3人は記憶を失った。次の日、彼等3人には不思議なパワーが宿っていたのだった... 高校生達が超人になってしまう作品。アンドリューが撮っている映像がメイン。なので一瞬「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」を思い出させ、嫌だなって思ってしまったが、高校生が超人になった辺りから物凄く面白い。せっかく超人になったのに、3人はくだらない事をしてパワーを使っているのである。それが面白くて仕方ない。そうなのだ。普通の人なんだから、超人パワーを手に入れだからって、人助けをする必要なんてないのかも知れない。今までの映画は「スーパーマン」シンドロームなだけだったのかもしれない... なんて思っていると、この映画はまた最後に変化を見せる。「フランケンシュタイン」のようだ。最後は余りに切ない。 くだらなさで笑い、切なさで泣く。映画は一瞬にして違う雰囲気になる。映画テレポーテーションだ。 (Reviewed >> 4/9/12:劇場にて鑑賞) |
●● 100本映画 観て来た。「Red Tails / 日本未公開 (2012)」にも出ていた可愛い子ちゃんマイケル・B・ジョーダン君が主役の1人だと聞いて、それじゃ!と観て来た不純な動機の私です。まあいつもそんな感じ。期待なんてしてなかったけど、面白かったねー。一緒に見ていた人の一人は、ツボにはまったらしくて、途中から何してもずーと笑ってた。私はそこまでじゃないけど、でもかなりずっと笑ってたかもー。最初はね、何かハマリ込めなくて嫌だなーって思ったんですわ。何せ「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」調なのが、苦手なんですよ。主役のアンドリュー君が撮っている映像がずっとスクリーンでは流れるのです。しかもアメリカのティーンでしょ?普通にイラつくんです。でも、彼等が超人になった頃から、どんどん面白くなるのです。シアトルが舞台なのも面白い。特にそれが伏線や特徴になる事もないけど、ポスターみたいにあのタワーがあるだけで、ああシアトルなんだと思う。主人公は超いじめられっ子のアンドリュー。学校でも虐められ、家でも父からの虐待にあっている。なので性格もイジイジ。私も友達にはなれないなーというタイプの男の子。その男の子の唯一の趣味が、ビデオカメラ。ずっとビデオを撮っている。唯一かまってくれるのが、従兄弟のマット君。マット君は普通のタイプで、学校でも普通に友達がいる。そんなマットにも、アンドリューは「どうせ従兄弟だから付き合ってくれてるんでしょ?」と、まあネガティブ。確かにマット君にはそんな所があるかもしれないけれど、でも本当なら呼ばなくていいパーティに呼んであげる。でもカメラは持ってくるなよ!と釘を刺すけれど、アンドリューはそんなのお構いなし。やっぱり持っていってしまうよねー。で、結局、それで虐められて...外に放り出されて、またイジイジ... そんな時に話しかけてきたのが、先に書いたように可愛い子ちゃんマイケル・B・ジョーダンが演じたスティーブ。スティーブはアンドリューと正反対。明るくて、スポーツ万能で、学校で一番の人気者。そんなスティーブに話しかけられて、ドキマギしていると、カメラを持ってついて来いと言われる。涙を拭い行ってみると、マットも待っていた。マットがスティーブにアンドリューならカメラを持っていると話していた訳です。そのマットが待っていた所には、地面に大きな不思議な穴があって、それを探検しにいくからカメラで収めろという訳です。で、下を探検しに行くと、そこの行き止まりにはクリスタル状のものに覆われた岩石があって....という訳です。スーパーパワーを手に入れる仕組みは何となく「The Meteor Man / スーパーヒーロー・メテオマン (1993)」に似てるかなー。あれも石だったからね。にしても、メテオマンもこの映画も、スーパーマンと逆なのが面白いね。スーパーマンは石(クリプトナイト)が弱点だったものね。そして、この主人公達はスーパーパワーを手に入れたからって、すぐにヒーローになろうなんて思ってなかったのも面白い。この位から、一緒に劇場に居た人がずっと笑ってました。せっかくのスーパーパワーを手品にしちゃうんだもの。確かにアメリカの学校でのタレントショーで手品やる子多い。私も何度か見た。もちろんもっとダサい手品だけど....でも上手く出来ると、結構盛り上がるのよね。 でもね、途中から今度はウンと切なくなってくる。虐待しているお父さんは全然に変わる事は無いのよ。酷い人。というか、この映画では誰1人変わらないのよ。アンドリューは手品で人気になってもイジイジ。マットは普通で、スティーブは明るい。スティーブは周りを疑った事なんて無いし、ひねくれてもないから、アンドリューに「友達だろ」って平気で言える。それが悲劇となってしまうのですが... 私が内容を書いていない辺りから、また一変化がある映画なのです。台詞とかも面白かった。なんと脚本は若干27歳のマックス・ランディス。そう、あのジョン・ランディスの息子。ジョン・ランディスはいいパパそうなのに、その息子があんな酷い父親像を描いちゃうのがビックリです。ジョン・ランディスと言えば、やっぱり「Coming to America / 星の王子ニューヨークへ行く (1988),」。この映画も後から色んな発見があって、ドンドン面白くなる変化ある映画でしたねー。 それにしてもマイケル・B・ジョーダンがやっぱり可愛い。Bとったら、マイケル・ジョーダンだからねー。まあだからBついてる訳ですが... (0988本目) |
●● トリビア 「レッド・テイルズ」に出演したマイケル・B・ジョーダンが主役の1人を演じてるSF映画。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 * The BEST OF SOUL2012 Won Best Male Supporting Performance of the Year : Michael B. Jordan 2013 映画秘宝 私が選んだベスト10 2013年度9位 |
●● サウンドトラック Soundtracks not available |
●● 関連記事 |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt1706593/http://en.wikipedia.org/wiki/Chronicle_(film) http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=346341 |
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