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●● レビュー "Are you ready to get wet?"マイケル(ロバート・リチャード)は大学生。30歳になる兄のクリス(ディレイ・デイビス)は定職も付かず未だ実家暮らし。そんな2人を抱えるママ(ヴィヴィカ・A・フォックス)は大変だ。マイケルもレストランでバイトをし、シフトの時間を増やしてもらっているがそれでも追いつかない。電気代を10万以上も払っていないので、今にでも止められてしまいそうになる。彼女のカーメン(イマニ・ハキム)と進展したくても忙しくて出来ない状況が続いていた。以前、クラブのトイレで名刺をくれたプリンストン(マイケル・ジェイ・ホワイト)に電話をした。何の仕事かはさっぱり分からなかったが、とりあえず行ってみるマイケルとクリス。なんとそこは男性ストリップクラブだった。アマチュアナイトだから出てみろよと言われ、嫌々ながらに出るマイケルだったが、スポットライトを浴び、簡単にお金が稼げた事でのめりこんでしまい... 昔から手ごろに映画を撮り続けているジャン=クロード・ラ・マレーの”黒人版”『マジック・マイク』で間違いない。台詞にも『マジック・マイク』が沢山出てくる。もはや二番煎じを認めてそれを楽しく使う愉快犯だ。という訳で察しがつくかと思うが、ラ・マレーは言わば”黒人版”アサイラム社だ!遊び心が一杯だ。ジニュワインが踊るときにはやっぱり「僕のわんぱくポニー」が流れる。当然でお約束なのだ!最高だ。本物のわんぱくポニーが観られるのだ!歌う訳でもなく踊る為に。と、観ている方も段々とテンションも上がってくる。踊りは本格的。何だか温度が3度は上がった。こちらは超アスレチックで面白くなってくる!!ただ物語が読めてしまいますね。『マジック・マイク』にあったような独特の業界の薄汚さ(褒め言葉としての)は無かった。割りと真面目。ドロドロしているようで、表面だけを描いた薄いストーリー。そして全体的になんだかダサい。でも台詞はアサイラム調で面白かった。コメディアンのディレイの台詞が笑える。 チャニングよ、これが本物のわんぱくポニーだ!(二番煎じですがドヤ顔で) (Reviewed >> 6/2/15:オンデマンドにて鑑賞) |
●● 100本映画 黒人版『マジック・マイク』としつこい位に書いてますが、その通りなので仕方ないっす。というか、この映画の監督・脚本のジャン=クロード・ラ・マレーはそっち方面の人。そっちとは所謂ブロックバスター系や人気映画を連想させる作品を撮り続けている人。っていうオブラートを剥がして書けば、パクリ職人である。俳優としてはね、あの『Malcolm X / マルコムX (1992)』ではベンジャミン2X役、『Fresh / フレッシュ (1994)』や『Dead Presidents / ダーク・ストリート/仮面の下の憎しみ (1995)』なんていう90年代のブラックムービーの繁栄期を代表する作品に、主役ではないけどそこそこの役で出ていた人なんですよ。でも2000年に入った位から急に自分でも映画を作り始めた。最初は所謂インディ系の作品を撮っていたけれど、2005年にタイラー・ペリーが映画デビューしてからは、それに乗っかってゴスペル映画『Pastor Jones / 日本未公開 (2005)』シリーズを量産、アイス・キューブの『Barbershop / バーバーショップ (2002)』、そしてそこからスピンオフした『Beauty Shop / ビューティー・ショップ (2005)』がヒットすれば、もちろん『Miss B's Hair Salon』なんていう作品も作りましたとさ。とまあ大体どんな人は分かっていただけたと思います。なら『マジック・マイク』の黒人版作るでしょ!黒人ストリッパーだっていて活躍しているんだし、そこそこの6パック男優揃えれば、女性観客が殺到してウハウハでしょ!という、6パックトラップに私も見事にハマりました。でも正直マイケル・ジェイ・ホワイト師匠が出ていなかったらDVDまで待ったよ。でも出ちゃったからVODで観たよ、お金払って。アマゾンでは4ドル程と超安かったですけど。プリンストン(マイケル・ジェイ・ホワイト師匠)はマイクを片手にクラブを盛り上げている。「濡れる用意はいいかい?君たち『マジック・マイク』は見ただろう?俺たちはそれにチョコート増しだ!」と、下品な女性たちを盛り上げる。別の男性用ストリップクラブに居るのが、マイケル(ロバート・リチャード)と兄のクリス(ディレイ・デイビス)とマット・バーンズ(現役NBA選手)。マイケルはトイレに行った時に、プリンストンに出会い名刺を貰う。マイケルは真面目な大学生でダイナーのキッチンのバイトもしていたが、全然低い給料だった。兄のクリスは30歳にもなるが定職にもつかず、未だ実家暮らしで母(ヴィヴィカ・A・フォックス)にお金の無心するばかり。彼等は電気代を約10万ほども滞納しており、もうすぐで電気を止められる所であった。マイケルは大学にバイトにヘトヘトで、得意だったフランス語のクラスも落としそうであった。そんなマイケルを救うのが彼女であるカーメン(イマニ・ハキム)。彼女との仲も忙しすぎて中々進展出来なかった。クリスにけしかけられて、プリンストンの名刺に電話した。その住所へ行ってみるとそこは男性ストリッパーが活躍するクラブだった。躊躇するマイケルだが、アマチュアナイトだから出てみろと言われ、嫌々ステージに上がるマイケルだったが、女性からの歓声とその収入に魅了されてしまうが... と、まあ『マジック・マイク』とストリップに入るきっかけも似てますね。まあ同じです。偏差値はかなり低めです。まあでも決定的に違うのはこちらはストリップを肯定している所ですかねー。お金の為、生活の為という事で。『マジック・マイク』でマシュー・マコノへーが演じた役は若いストリッパーの男性達からお金も才能も搾取していた嫌な奴だったじゃないですか!こちらでは、プリンストンはいい奴に描かれてますからねー。何か頼れる兄貴的な。ストリッパー内の嫉妬のよるいざこざなんかがドラマになっていたりします。彼女に嘘がバレちゃう!どうしよう!という、チンケなストーリーっす。とね、真面目にこの映画を語る事なんて誰も期待しちゃいない! 所で上にマット・バーンズがと書きましたが、その場面にはバーンズの嫁?元嫁?の女性がバーニー・ウェイトレスとして登場してますよ。っていう所からもチンケな部分が出ていると思いませんか?そして監督のジャン=クロード・ラ・マレーが自身の最大シリーズ化させている『Pastor Jones』から、自らジョーンズ主教として登場していますが、誰が喜ぶんだ?と思ってしまいますね。あ、でも、カーメン・エレクトラのDJ役は良かった。 まあでも踊るシーンは凄いよ。アスレチック!アクロバティック!お客さんも顔が股間に!だけじゃなく、逆さにさせられたりと大変っす!私なんて観客としても (ヾノ・∀・`)ムリムリって思いましたよ。そして極めつけは、ジニュワインの「僕のわんぱくポニー」(完全版)!!!歌いませんけどね、踊りはいつもより多めに腰振っております!ジニュワインとかタイソン・ベックフォードがストリップしているシーンが最大マックスかなって思いますね。 (1368本目) |
●● トリビア 黒人版『マジック・マイク』!ストリップクラブが舞台。主演に『コーチ・カーター』のリチャード・ロバート。肉体派マイケル・ジェイ・ホワイトやモデルのタイソン・ベックフォードに歌手ジニュワインが脱ぎまくる!(多分!) |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック Soundtracks not available |
●● 関連記事 |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt3481000/http://en.wikipedia.org/wiki/Chocolate_City_(film) http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=354412 |
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