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●● レビュー "Killing is always terrible"シカダの街は人里離れており、白人と黒人が住む小さな街で観光客が来る程であった。そこに戦争を終えて帰って来ていたボブ(ジャック・リシャール)は、学校に通い、隣の席の黒人女学生ベッシー(トト・ビサンス)の気をひこうと、ブレスレットをあげたりしていた。黒人ミュージシャンの手助けもあって、ボブとベッシーはダンスを踊る。しかし、それを見た白人の集団が許さなかった。ボブや黒人たちに嫌がらせや暴力を振るうようになり、ある夜ボブは自宅の玄関に倒れていた。それを見た父は黒人たちにやられたと、シカダの白人住民たちが暴動化し... クロード・ベルナール=オーベール作品。『My Baby is Black!』よりも前の作品で、今回は白人男性が黒人女性を好きになるパターン。『My Baby...』がアメリカでの差別問題への当てつけならば、今回はアフリカの国々を植民地試合していた国への当てつけだろう。男女の裸体やNワードが飛び出す摩訶不思議な作品ではあったが、監督の何かを変えたいという情熱は感じた。ボブの父は最初は偏見を持っていたけれど、彼らに関わった事でそれは変わる。しかし同じように白人娼婦は関わったが変わる事はなかった。銃が銃を呼ぶ様は、目には目を..を批判しているとも感じる。でもやっぱり描写が雑なので分かりにくく摩訶不思議なのだ。 ハっ!と驚く目玉で人々の関心を呼び寄せて、世界を変えたいという監督の情熱は十分に分かった。しかしその監督が時を経て戦争映画監督になり、そしてアダルト映画監督になったのが本当に摩訶不思議だ! (Reviewed >> 5/18/16:DVDにて鑑賞) |
●● 100本映画 1959年にフランスで制作された人種差別を描く作品。なのだけど、この作品と↓の作品共にフランス人のクロード・ベルナール=オーベール監督作品。しかし私もこの監督の名前を今回知ったので、有名で名を遺した監督ではない。この監督は、戦争経験があるようなので、後に戦争映画監督となり、なぜかその後にアダルト映画監督になっているらしい。面白い経歴の監督ですね。まあその監督の若い頃の作品。アフリカの架空の街が舞台。シカダと呼ばれるその街は、白人と黒人が住んでいた。そこで戦争経験のある若い白人の男が、黒人女性に惹かれていく。自分自身も葛藤しながらも、気持ちを抑える事が出来なかった。2人が一緒に踊った事で、街の若い白人連中が怒る。それを機に、その連中が主人公や他の黒人男性たちに嫌がらせを始め、主人公が袋叩きに遭ってしまう。その父親が黒人にやられたものだと思って、街の人々が暴動化し、白人vs黒人となる。と、私分かりやすくまとめて書きましたけど、実際に映画見ると「はぁ?」ってなりますよ。良く分からない描写が多すぎる!物語がとにかくあっちにいったりこっちにいったり。主人公も突然Nワードを言い出したり、いきなり戦争での事を語ったり... お父さん、突然谷に居たり遭難したり... でも最後は痛快だったり、意外とちゃんとしたメッセージがあったり。摩訶不思議なんですよ、とにかく!(1478本目) |
●● トリビア クロード・ベルナール=オーベールのフランス/イタリア合作映画。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック Soundtracks not available |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt0052105/Not available from Wikipedia http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=13918 |
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