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Cast >>Rashida Jones (Celeste), Andy Samberg (Jesse), Emma Roberts (Riley), Elijah Wood (Scott), Ari Graynor (Beth) ...
Director >>Lee Toland Krieger
Writer >>Rashida Jones, Will McCormack
Producer >>Lee Nelson, Jennifer Todd, Suzanne Todd
Genre >>Comedy
Country >>USA
Release (JP) >>05 / 25 / 2013

 総合ポイント 4.5点/5点満点中
内容 >>5 演技 >>4 演出 >>4 音楽 >>5

 レビュー
You, you got what I need but you say he's just a friend
セレステ(ラシダ・ジョーンズ)とジェシー(アンディ・サムバーグ)は学生時代から付き合って、そのまま結婚した。しかし今は離婚を間近に控えていた。それでも二人は「親友だよね」と、セレステのゲストハウスにジェシーは住み続け、相変わらずの関係を続けていた。セレステの親友べス(アリ・グレイナー)はセレステが傷つく事になるから、止めた方がいいと言っていたが、セレステは大丈夫と聞かなかった。しかし、ジェシーが出会った女性との間に子供が出来てから、二人の関係は変わっていくが...

音楽界のドンであるクインシー・ジョーンズの娘ラシダ・ジョーンズの初主演、そして脚本も書いた作品である。七光りでこの世界を生きていけそうなのに、本人はハーバード大学を卒業し、映画に進出してもいきなり主演など務めず、地道に脇役から始めた才女。その甲斐あってか、今回は脚本も手がけている。さすがだ。しかも面白い。ジェシーとの奇妙な関係も、自分が全てを把握し、正しいと思っていた女性が崩れていく。セレステはジェシーとの関係が永遠に続くものだと思っていた。欲しいと思った時には、もういない。男の女の関係だけでなく、人間関係ってそうかもしれないと思った。女性の悲哀が見事に表現されている。30代女性なら、セレステの気持ち理解出来るし、大なり小なり同じような経験もあると思う。

そしてさすがクインシー・ジョーンズの娘である。音楽の使い方も最高。ビズ・マーキーの「Just a Friend」からの元ネタであるフレディ・スコットの「You Got What I Need」。セレステの気持ちを考え、この曲を聴くとグッとくる。
(Reviewed >> 2/11/13:DVDにて鑑賞)

 100本映画
偉いねー、ラシダ・ジョーンズ。あのクインシー・ジョーンズの娘なのに、それで食い繋いでいこうとは思ってないんだね。私だったらクインシー・ジョーンズにおんぶにだっこで生きていくよ!だって、クインシー・ジョーンズ凄いもん。黒人エンターテイメント界では権力者。権力使って貰うよ。しかもさ、あのパリス・ヒルトンとかキム・カーダシアンと高校で同級生なのに、ああいう風にリアリティ番組とかで手軽にアホみたいに醜態さらしてお金稼ぎしてないのも好印象よね。何度も書くけど、私だったらそうする!だって楽だもん。でもラシダは違う!しかもハーバード大学を卒業している才女。それだけで関心するわ。親のお金をちゃんと真面目に使って成功したパターン。偉いわー。

その偉いラシダ・ジョーンズが主演と脚本を務めた作品。セレステという成功した女性を演じている。相手役のジェシーはアンディ・サムバーグ。二人が良い感じである。お互いに「親友だよね」と仲が良いけど、実は別居中で離婚申請中。ジェシーはアーティストだけど無職。なのでセレステの家のゲストハウスに住まわせてもらっているし、仕事もセレステから貰っている、所謂負け犬。セレステがIKEAで買った家具すら組み立てられない。なのに浮気とかもしちゃう、どーしようもない男。だけど、セレステとは本当に気が合う。こんな奇妙な関係も、いずれは崩れる。ジェシーが他の女性と本気になってしまうんですね。だからセレステも必死に新しい男性をと思うけれど、中々上手くいかない。セレステは自分はいつも正しかったのに!と、焦っていく。20代は分からないけど、30代の女性なら「分かるわー」って思うんじゃないかな?セレステの焦り具合。まあセレステも悪い所はあるんだよね。御高くとまってる部分はある。そんな所じゃないのに。深かった関係が一旦終わった時の、あのセレステの感覚は非常に理解出来る。失った物が大きかった。分かった時にはすでに遅し。その部分をラストで変にロマンチックにしなかった事も好き。

好きと言えば、さすがクインシー・ジョーンズの娘。サントラの選曲が良い。ボーイズ・II・メンの「On Bended Knee」で感極まるのは、同じ年代ならグッとくるものがあるね。

面白かったのがボブ・ロスの番組を見ながらボヤく所。ボブ・ロスはTV番組で絵を描くのを教えている人。この前、偶然にその番組見たんだけど、暗くって笑った。その時のラシダ・ジョーンズの台詞が面白かった。

そしてこの映画で思ったのが、ラシダ・ジョーンズのライバルはマヤ・ルドルフだね。しかも2人共に大物ミュージシャンの娘で白人とのミックスという共通点まである。マヤ・ルドルフもこんな感じの映画が似合う。そして前にも書いたけど、アリ・グレイナーいいねー。主人公の親友やらせたら、今はハリウッドで一番だね。イライジャ・ウッドの役も笑った。

邦題付けるなら「最高の離婚の仕方」とか「幸せな離婚」とか、またつまらないんだろうね!

 トリビア
「ソーシャル・ネットワーク」等で知られる女優でクインシー・ジョーンズの愛娘ラシダ・ジョーンズが脚本と主演を兼ねているコメディ作品。サンダンス映画祭にてワールドプレミア。共演にアンディ・サムバーグ、エマ・ロバーツ、イライジャ・ウッド等。

 その他

 受賞歴

 サウンドトラック


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 リンク
US Official SiteNot available

 インフォサイト
http://www.imdb.com/title/tt1405365/
http://en.wikipedia.org/wiki/Celeste_and_Jesse_Forever
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=345136

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Last Modified: 2012-01-28
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