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Cast >>Mark Wahlberg (Billy Taggart), Russell Crowe (Mayor Nicholas Hostetler), Catherine Zeta-Jones (Cathleen Hostetler), Barry Pepper (Jack Valliant), Kyle Chandler (Paul), Jeffrey Wright (Carl Fairbanks), Michael Beach (Tony Jansen) ...
Director >>Allen Hughes
Writer >>Brian Tucker
Producer >>Allen Hughes, Randall Emmett, Mark Wahlberg, Stephen Levinson, Arnon Milchan, Teddy Schwarzman, Remington Chase
Genre >>Crime
Country >>USA
Release (US) >>01 / 18 / 2013
Release (JP) >>10 / 19 / 2013

 総合ポイント 3.75点/5点満点中
内容 >>4 演技 >>4 演出 >>4 音楽 >>3

 レビュー
"There are some wars you fight and some wars you walk away from. This isn't the fighting kind."
ニューヨークで警察をしていたビリー(マーク・ウォールバーグ)は、レイプ加害者の一人である少年を殺してしまった。市長(ラッセル・クロウ)とコミッショナー(ジェフリー・ライト)は、ビリーを助けるつもりで証拠を隠滅し、ビリーの正当防衛が認められ無罪となった。しかしビリーは警察を辞め、あれから7年後の今は探偵として依頼された浮気調査などをしていたが、借金が増えつつあった。そこで、また市長から電話が掛かってくる。自分の妻(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)の浮気を調査して欲しいという事だった。捜査を進めるビリーだったが、実はもっと巨大な事件に巻き込まれていくのだった。

まだハリウッドで制作が決まっていない良質な脚本を毎年選ぶのが「ブラックリスト」。その「ブラックリスト」に2008年に選ばれたブライアン・タッカーの脚本「Broken City」の映画化。舞台はニューヨーク。冒頭はショーン・ベルとかトレイヴォン・マーティンを思わせる無実の黒人少年の死から始まる。その少年の死は市長の政治的な事に利用されてしまうのだ。その両方に苛まれるのが、マーク・ウォールバーグ演じたビリー。法律を信じる一般人。法律を信じていたからこそ、警官にまでになった。そしてそういうのを利用するのがラッセル・クロウ演じた市長だった。しかしスリラーながら、最後は大体想像が付く。どうやって解明していくのかなーとは思ったけれど、割りとアッサリしていてあっそう!的だった。キャスティングは物凄く豪華だが、キャラクターとその役者の結びつきを感じなかった。

「メナスIIソサエティ」のアレン・ヒューズ監督が単独で監督した作品。ヒューズ兄弟の独特な生々しさを感じる事は無かった。個性を感じないので、印象には残らないが、それなりに楽しめる普通のスリラー作品ではある。
(Reviewed >> 5/6/13:DVDにて鑑賞)

 100本映画
いやー、着実に時代は前進しているね。こんな日が来るとはね、胸熱。とか書いてる癖に、劇場に見に行ってない奴ぅー。1月の中旬だったから、まだ忙しかったのよ。そのうちにと思っていたら、もう終わっていたパターン。いや、何がそんなに嬉しいのかって、この作品は黒人の監督と脚本コンビなんだけど、黒人の事を描いている訳でもなくて、白人俳優が主役な訳さ。しかもラッセル・クロウはアカデミー賞受賞俳優。一流っていう枠。こういう映画の監督と脚本という主力が黒人なのは、今まで殆ど無かったね。思い出せるのは、フォレスト・ウィッテカー監督の「Hope Floats / 微笑みをもう一度 (1998)」と「First Daughter / ホワイト・プリンセス (2004)」位かなー。あ、この映画にも出ているマーク・ウォールバーグの「Shooter / ザ・シューター 極大射程 (2007)」もそうだね。でもいずれも監督だけで、脚本は違った。監督は「Menace II Society / メナース II ソサエティー/ポケットいっぱいの涙 (1993)」で90年代のフッド映画という旋風を巻き起こしたヒューズ兄弟の片割れアレン・ヒューズ。双子の弟。そして脚本家はブライアン・タッカー。今回が初。最近良く聞く「ブラック・リスト」って分かりますかね?年末位に発表しているんだけど、まだプロデュースが決まっていないけれどハリウッドの重役達にアンケートを取ってお気に入りの脚本をリストアップしていく事。ウィル・スミスの制作会社オーバーブルックスの重役が始めたのよ。「JUNO/ジュノ」とか「バベル」に「Safe House / デンジャラス・ラン (2012)」も同じく「ブラック・リスト」入りした脚本だった。今回のブライアン・タッカーみたいに今回が初となると、それはそれは凄いチャンスとなるのです。というか、それらを前面で宣伝しないのも時代が変わってきたなーと感じずには居られません!

という事で、そのブライアン・タッカーが書いた物語は、ニューヨークを舞台にした腐敗政治。冒頭からいきなり、ショーン・ベルとかトレイヴォン・マーティンを思わせる事件が起きる。少年を殺してしまったのがマーク・ウォールバーグ演じる警官ビリー。しかし、ニューヨーク市長(ラッセル・クロウ)とコミッショナー(ジェフリー・ライト)がその証拠を隠滅して、ビリーは無罪。しかし警官を辞めて、7年後の今は探偵で生活。浮気調査とかが主。あまり稼ぎは良くない。そんな所に、またニューヨーク市長が電話かけてくる。妻が浮気している様子だから調査してくれと。しかしそれは... という政治スリラー。まあ大体想像通りではあるけれど、まあ見れちゃうかなー。

ヒューズ兄弟というと、もの凄く生々しい映像が特徴的。「メナス」もだけど、「Dead Presidents / ダーク・ストリート/仮面の下の憎しみ (1995)」では、ベトナム帰還兵が肉屋で肉を切っている時に血を見て、戦争時の人の死体とフラッシュバックして...というグロテスクな描写もあったり、なによりあのラストの白塗りはかなりのインパクトがあったよね。それは今回全く無いね。印象に残るようなシーンが無いんだよね。まあ唯一あるとしたら、ビリーの恋人が出演したインディ映画が完璧なエロ映画じゃないか!という事位かな?台詞もね、やっぱりどことなく黒人ぽい。NBAのニューヨーク・ニックスのジョークとか、ラッセル・シモンズのディスwとか、ニューヨークではちゃんとしたセンテンスで話せる奴はいないのか?とか。やっぱり何かリズムが違うというか、違和感があるんだよね。いくら、マーキー・マークでも。

しかし凄いキャスティング!

 トリビア
「メナスIIソサエティ」等で知られるヒューズ兄弟の片割れアレン・ヒューズの作品。ブラックリスト入りしたブライアン・タッカーの脚本を映画化。マーク・ウォールバーグとラッセル・クロウが主役。

 その他

 受賞歴

 サウンドトラック


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 リンク
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 インフォサイト
http://www.imdb.com/title/tt1235522/
http://en.wikipedia.org/wiki/Broken_City_(film)
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=346654

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Last Modified: 2012-12-11
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