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●● レビュー Keep passing on...Maybe someday恐慌時代にウエイターをしていた年上のブルーボーイ(レイモンド・サン・ジャック)は若いデイビット(フィリップ・マイケル・トーマス)の面倒を見ていた。2人はブルーボーイの知り合いがいるアーカンソーの小さな町に出向いて、デイビットをNYから来たナンバー賭博の大物に仕立て、ナンバー賭博で大儲けする事に成功した。しかし、以前からナンバー賭博をやっている白人組織に目をつけられて... 元に小説があるだけに内容がしっかりしている。ナンバー賭博というギャンブルやギャングというテーマを扱う上で、それらの物が賞賛されがちだが、最後にはしっかりとした考えさせる物語になっている。。そればかりか、人生の喜怒哀楽が詰まっている。しかもクー・クラックス・クランのような組織を使って、笑いに変えた所は見事であり爽快。また時代を反映していて、ジョー・ルイスの試合にみんなでラジオに耳を傾けているシーン等もあり面白い。またこの映画が製作された1973年という年も反映されているのか、ブラックスプロイテーション映画よろしく、NワードやCワード等の言葉が激しく飛び交う。また先に書いたKKKのシーンもそのブラックスプロイテーションが影響を及ぼしているだろう。 「俺達黒人をしいたけるのは止めろよ」と若い男は年老いた男に言う。これは白人ではなく同じ黒人に向かって発した台詞。しかし年老いた男の本当の意図を知った時には、若い男は年老いた男のレガシーを継ぐ決意をする。そしていつか...世の中は変わるかもしれない。 (Reviewed >> 5/3/08:DVDにて鑑賞) |
●● 100本映画 Not Yet |
●● トリビア 世界恐慌時代の南部、アーカンソーのウェイトレスが主役の物語。「Cotton Comes to Harlem/ロールスロイスの銀の銃」のレイモンド・セント・ジェイコブスが監督・主演を担当し、「Soulfood/ソウルフード」で知られるイルマ・P・ホール、メルビン・ヴァン・ピープルスの「Watermelon Man/ウォーターメロンマン」のドゥエビル・マーティン、歌手でもあるフリーダ・ペインや、レイモンド・セント・ジェイコブスの息子である、スティーアリング・セント・ジェイコブスも出演。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック 1. I walk with the lord2. Riding to Bookers 3. Blue's last walk 4. Eldorado 5.Stompin' at Booker's 6. Poor little June bug 7. I'm so glad 8. Cracker cops 9. Blueboy's holler 10. Moog montage: the clan, no way out, chase down Soundtracks not available |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt0069816/Not available from Wikipedia Not available from Allcinema |
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