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Cast >>Woody McClain (Bobby Brown), Mekhi Phifer (Tommy Brown), Laz Alonso (Louil Silas Jr), T.K. Carter (Herbert Brown), Gabrielle Dennis (Whitney Houston), Alyssa Goss (Alicia Etheridge), Lance Gross (Steven Sealy), Lil Rel Howery (Brian Irvine), Sandi McCree (Carole Brown), Algee Smith (Ralph Tresvant), Elijah Kelley (Ricky Bell), Luke James (Johnny Gill) ...
Director >>Kiel Adrian Scott
Writer >>Abdul Williams
Producer >>Carl Craig, Bobby Brown (co-producer) ...
Genre >>Biography
Country >>USA

 総合ポイント 3.5点/5点満点中
内容 >>3 演技 >>4 演出 >>3 音楽 >>4

 レビュー
"Let me be me"
(Reviewed >> 9/4-5/18:TV放映にて鑑賞)

 100本映画
ありのままのボビー『The Bobby Brown Story』

ボビー・ブラウン。ティーンから絶大な人気を誇ったニュー・エディション(以下NE)でデビューし、早々にソロに転身。2枚目のソロアルバムが大ヒットしソロとしても成功。しかし一方でプライベートのトラブルも絶えず「バッド・ボーイ」としての印象が強かった。そしてR&B界のプリンセスと言われたホイットニー・ヒューストンと結婚。と、色々あったボビー・ブラウンの自伝映画。去年、ボビーが所属していたNEの自伝映画『The New Edition Story / 日本未公開 (2017)』と同じくBETにて放送。NEは3夜連続、ボビーのは2夜連続で放送。ちなみにNEの放送は、BETの歴史を変える程の視聴率を獲得している。(NEの時にも書きましたが)大のNEファンの私が見た『The Bobby Brown Story』。

ボビー・ブラウン(ウディ・マククレイン)は、ストレッチャーで手術室に運ばれていた。ボビーは自分が11歳の頃、故郷ボストンの公園で友人と遊んでいた頃を思い出していた。友人のジミーとバスケットボールで遊んでいた所、盗まれそうになった自転車を守ろうとしたジミーはその時・・・・・・ それから時は過ぎ5年後、ボビーはNEから謹慎させられ、またボストンの実家に戻ってきていた。母はNEがボビーを脱退させるのではないか?と不安になっていた。大学でジャーナリズムの学士を取得した兄トミー(メキー・ファイファー)を自分のマネージャーにして、ソロ活動していく。

という感じで、ソロ転身後が主に描かれ、兄トミーや家族との関係、そしてホイットニー、ホイットニーとの娘ボビー・クリスティーナとの関係も描かれている。なのでNEは殆ど出てこない。ラルフ・トレスヴァント(アルジー・スミス)とジョニー・ギル(ルーク・ジェームス)とリッキー・ベル(イライジャ・ケリー)だけ、特別カメオ出演。ロニー・デヴォーとマイケル・ビヴィンスは出てこない。でもNEのメンバーが出てきた時には、ファンにとって「ああやっぱりボビーとラルフって仲が良いんだ」とか、「リッキーにしかあれは止められなかったかもしれない」とか「あの時ジョニーが居てくれて良かった」と、それぞれに深い絆を感じる良いシーンなのです。そして終盤でボビーが1人で「キャンディ・ガール」を踊るシーンも最高だった!と、NE絡みは本当に良い場面になってこの映画を盛り上げてくれた。

そしてソロ転身後の2枚目のレコーディングシーンも最高だ。ベイビーフェイスとLAリードを見た時のボビーの反応とか無茶苦茶笑える。レコーディングでボビーが勝手に歌詞変えちゃったり、そしてボビー自らテディー・ライリーを切望した所などは、ファンも知りたかったところ。「My Prerogative」の衣装の秘話も笑えた。こういう所は、ミュージシャンの自伝映画の醍醐味。最高だった!

そしてボビーと言えば、ホイットニー。ホイットニーの映画でもそうだし、今回もそうなのだけど、2人は本当に愛し合っていたというのはよーく分かる。しかも何だか楽しそう。ボビー親族の葬儀でボビーじゃなく、ホイットニーが歌い独壇場になっていたのは面白かった(しかも離婚後)。ホイットニーの遺族は、麻薬関係はボビーのせいだと罵り、ボビーはホイットニーは自分と会う前からやっていたと言う。麻薬関係は、2人とも悪かったんだと思う。けれど、この映画の中である時期を境に、ボビーは麻薬をきっぱり絶ったと描かれている。そしてそれ以降の法トラブルは、なぜか運悪く巻き込まれた的にぼんやりと描かれている。娘のボビー・クリスティーナの晩年の部分も、そういう感じで自分は何も知らないという感じでぼんやりと描かれている。ボビーと今の妻アリシアとの出会いから交際に至るまでも随分とクリーンに描かれている。この映画はボビーとアリシアがプロデューサーとして参加しているので、都合の悪い所は自分たちの描きたいように描いているのが透けて見えてしまった。なんていうか、アリシアが出てきてから物語がご都合主義なんです。

そりゃ、私だってホイットニーとの事は知りたい。でもそれだけじゃなくて、あの時期にだってボビーは良い曲作っていた。ホイットニーとのデュエット曲も好きだったし、かなり後半にダミアン・マーリーだったかジギー・マーリーだったかとの共作もかなり好き。そういうのも見たかった。ミュージシャンの自伝映画なんだけど、「Don't Be Cruel」のアルバム以降は自分の曲が映画のサウンドトラックになっていないのが辛い。あと、ボビー・クリスティーナ役の人が、あの特徴的な歯まで一緒で(特殊メイク?)似ているし、ビックリした。

最後は良かった。ボビーの曲で息子(本人!)が踊り、ボビーも踊っているけれど、みんなは息子に注目して、誰もボビーを見ていない。それでもボビーは満足そうに笑顔。ボビーのヒット曲「My Prerogative」もそうだけど、ボビーは良くも悪くもありのままの自分でいたいと常に願う人。この映画でもそれは凄く感じた。

 トリビア
ニュー・エディションのメンバーでソロへ転身し大成功させたボビー・ブラウン単独の自伝映画。前年度(2017年)にニュー・エディションの自伝映画を制作・放映し、記録的な視聴率を獲得したBETがスピンオフで制作・放映。2夜連続。ボビー・ブラウン自身もプロデューサーとして参加。ニュー・エディション映画でボビー・ブラウンを演じたウディ・マククレインが続投。同じくニュー・エディションのメンバーであるラルフ・トレスヴァント(アルジー・スミス)、リッキー・ベル(イライジャ・ケリー)、ジョニー・ギル(ルーク・ジェームス)も続投でゲスト出演した。脚本家もニュー・エディションの時と同じアブドゥル・ウィリアムスだが、監督はキエル・エイドリアン・スコットに変更。

 その他

 受賞歴

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Last Modified: 2018-09-07
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