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●● レビュー Superficially feel good movie for someoneマイケル・オアー(クィントン・アーロン)は幼少の頃に母の元から引き離された記憶以来、定住した事がなかった。勉強は得意じゃなかったが、大きな体を生かしたスポーツの才能に期待したフォスターファミリーは、クリスチャン学校に入れる事にした。家出をしていたマイケルが雨の日に偶然出会ったのが、リー・アン(サンドラ・ブロック)の家族だった。リー・アンは一晩のつもりで、マイケルを家に泊めるが... 私が見に行った劇場での事。帰りに席を立ち出口に向かう私と目があったのが30-40代の白人男性だった。彼の表情は陶酔しきってきた。何とも忘れられない顔だった。私の顔はその彼とは正反対で混乱した顔だったと思う。私には多くの疑問が湧き上がったからだ。確かに一人の困った人を助けるのは素晴らしい事。リー・アンという女性は責任を持って素晴らしい援助をしたと思う。あのクリスチャン学校に入った事でマイケルの生活環境は少しずつ変わりはしたが、リー・アンに会う事がなかったらきっとNFLには入っていなかっただろう。もしマイケルが不良じゃないけれど、不良みたいな格好をして話し方もそんな感じだったら??レストランで働いていた兄弟のマーカスは??もしマイケルにスポーツの才能が無かったら??実際にはリー・アンにもマイケルは必要だった。彼女自身が人間として成長するためにも。でもそこの描写が足りていなかったように思える。リー・アンという女性の素晴らしさばかりが前面に描かれていた。そんな彼女を魅力的に演じるのにはサンドラ・ブロックは最適な女優だ。アメリカのスポーツナンバーワンのNFLに入るのには、並大抵の努力じゃなかった筈だ。マイケル個人の努力というより、小さな兄弟となったS.Jのキャラクターばかりが描かれていた。誰にでも分かるように非常に軽いタッチで全体が描かれている。 映画の中で語られた「ホワイト・ギルティ」という言葉。その人はそれを嫌味ぽく口にした。黒人を奴隷にしていたという白人の過去の罪。その罪が今も白人の肩に重く圧し掛かる。そんな罪を抱えた人々はこの映画のサンドラ・ブロックが演じた役に痛快さを感じ感謝するだろう。そんな彼等にとって非常に心温まる映画だった筈だ。 (Reviewed >> 1/24/10:劇場にて鑑賞) |
●● 100本映画 Not Yet |
●● トリビア 実在する現役NFL選手マイケル・オアーの物語。マイケル・ルイスの同タイトルの本が原作。麻薬中毒者の母親から生まれたマイケルは小学生の頃から勉強で躓き、9年間で11箇所の学校に通った。更にはフォスターファミリーで色々転々とさせられ、父親も高校生の頃に殺されてしまった。高校の頃にもアメリカンフットボールを始めたが、学力が足りなかった為にコーチ達は躊躇。しかし、メンフィスの元バスケットボール選手だった家族に助けられて、大学に入り開花した。 サンドラ・ブロックとカントリー歌手のティム・マックグローがオアーを助けた家族を演じ、マイケル・オアーを「Be Kind Rewind / 僕らのミライへ逆回転 (2008)」に出演していたクィントン・アーロンが演じる。監督は「The Rookie」のジョン・リー・ハンコック。 実際のマイケル・オアーはNFLのボルチモア・レイブンズに入り、2009年のルーキーシーズンでは、オフェンシブ・ルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人賞)にノミネートされたが、2番目の投票数で残念ながら受賞には至らなかったがルーキーにも関わらず全試合出場して素晴らしい活躍を見せた。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック Soundtracks from Amazon.co.jp |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt0878804/http://en.wikipedia.org/wiki/The_Blind_Side_(film) http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=335925 |
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