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●● レビュー Traditional gospels in unique way詩人ラングストン・ヒューズの名前から名づけられたラングストン(ジェイコブ・ラティモア)。ボルチモアで母ナイマ(ジェニファー・ハドソン)と共に暮らしていた。しかしナイマは家の家賃を払えずにクリスマスまでに5000ドル用意しないと立ち退かないとならなかった。お金を調達出来そうも無かったナイマは、ラングストンを自分の実家であるニューヨークのハーレムに送り出す。しかしナイマと両親(フォレスト・ウィッテカー&アンジェラ・バセット)には確執があって、ラングストンは祖父母に初めて会うのだった... ハーレムルネッサンスを牽引した詩人ラングストン・ヒューズが書いた戯曲を映画化したクリスマス・ミュージカル作品。ニューヨークのハーレムを舞台に、家族の絆を描いている。牧師という立場ゆえに立派だが気難しい父を演じたフォレスト・ウィッテカー。そんな夫を支えながらも優しさと強さを兼ね備えた母を演じたアンジェラ・バセット。そしてそんな2人に翻弄される娘であり、今は母である女性を演じたジェニファー・ハドソン。やはり「ドリームガールズ」の時同様に彼女の歌声は魅力的で、彼女がキャスティングされたのは良く分かる。 ラングストン・ヒューズの独特な世界観を、「プレイヤー/死の祈り (1997)」のケイシー・レモンズならば容易に表現してくれると思っていたが、そうではなかった。Nasという本格派のラッパーを使ったりと努力はみえるが、些か普通のミュージカル、いや懐かしい感じの古いミュージカルであった。 クリスマスに普通に楽しめるミュージカルではあるが、この顔ぶれからはもうちょっと普通以上の作品をどうしても求めてしまう。これ!という魅力に欠けている。 (Reviewed >> 5/16/14:DVDにて鑑賞) |
●● 100本映画 ![]() という訳で、原作の戯曲を書いたラングストン・ヒューズから名づけられたラングストン(ジェイコブ・ラティモア)はボルチモアで母ナイマ(ジェニファー・ハドソン)と暮らしていた。しかし、クリスマスまでの5000ドル払わないと家を立ち退かなければならなかった。すぐにお金が用意出来ないナイマは、息子だけでもと実家のあるニューヨークのハーレムに送り出す。しかしナイマと両親(フォレスト・ウィッテカー&アンジェラ・バセット)にはある理由で確執があって、ラングストンも祖父母には会ったこともなかった。着いて早々にカバンをスラれ、電話を借りようとしたホテルでたまたま財布がフロントにあり、それを持ち主に返そうとした所で捕まってしまうラングストン。留置所で男(タイリース)に出会い何かと茶々を入れられる。祖父母に何とか出会うが、祖父は牧師で非常に厳しかった。早くも家が恋しくなるラングストン。しかし帰るバス代もない。祖父が大事にしていたマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師からの贈り物の時計を質屋に入れようとするが... ラングストン・ヒューズの戯曲が原作なのだけど、その元となった「Nativity」とはキリスト誕生の事。この映画の中では、クリスマスの日にフォレスト・ウィッテカー演じる牧師の教会でこの「ブラック・キリスト生誕劇」が行われる。そしてこの映画にホームレスの若いカップル(グレース・ギブソン&ルーク・ジェームス)が出てくる。普段はジョジョとメアリーで、キリスト生誕劇の時にはジョセフとマリアとなって出現する。って、やっぱり取っ付きにくいですか?クリスチャンじゃない日本人にはその辺が分かりにくいよね。でもそれを現代に取り入れて分かりやすくしようとは努力されております。クリスチャンじゃなくてもゴスペルは好きな人も多かったりするので、そっちの方を楽しもうとするのも手かもしれません。しかもラファエル・サディークが音楽担当していたりして、ゴスペルだけじゃなくスティービー・ワンダーの「As」とかも使われていたりしますので!という事でミュージカルなのですが、ラップにR&Bにゴスペルと様々。でも演出が「The Wiz / ウィズ (1978)」ぽいなーと思いました。上からのショットが多かったりね。 ちなみに監督は「Eve’s Bayou / プレイヤー/死の祈り (1997)」や「Talk to Me / 日本未公開 (2007)」のカシー・レモンズ!好きなんです。挙げたこの2作は特に良いし!彼女ならラングストン・ヒューズや難しいキリスト生誕劇を上手いこと雰囲気を出してくれると思ったんですがね。今風にラップとか出てきて頑張ってはいるけど、普通でしたねー。正直、NASの役居るか?と思うほどに絡みが無理やり過ぎるし!感想ではジェニファー・ハドソンだけを褒めてしまいましたが、タイリースも良かった。もうちょっとタイリースも聞きたい位だった。やっぱり上手いんだねって思ったし。後は、主役のジェイコブ・ラティモアも良かったけれど、ルーク・ジェームスでしょ!正直、ラジオとかテレビで見たルーク・ジェームスには何も感じなかったけれど、この映画での彼は素晴らしい。ビヨたん(ビヨンセ)がツアーのオープニングアクトに抜擢したんだよね。ビヨたんが惚れたのも分かる!魅力的な声だった。という訳で、あえてアンジェラ・バセットとフォレスト・ウィッテカーの歌声には触れません!観て聞いて欲しいからー。アンジェラの祖母ぶりは可愛い!らしいわ! 前にロック好きの知人が「黒人音楽って、なんか最後にみんながわーーー!!ってなるよね」っていう名言?迷言??をはいたのですが、これ観てそうかも?と思った。右上の小さな写真が証拠。 (1236本目) |
●● トリビア キリスト誕生を描いた劇をオール黒人キャストで描いた詩人ラングストン・ヒューズの台本を映画化。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック 1. Be Grateful - Jennifer Hudson, Forest Whitaker and Jacob Latimore2. Coldest Town - Jacob Latimore 3. Test of Faith - Jennifer Hudson 4. Motherless Child - Jacob Latimore 5. Hush Child (Get You Through This Silent Night) - Jennifer Hudson, Jacob Latimore, Luke James and Grace Gibson 6. He Loves Me Still - Angela Bassett and Jennifer Hudson 7. Can't Stop Praising His Name - Forest Whitaker and Gospeldelic Choir 8. Sweet Little Jesus Boy - Tyrese Gibson 9. Rise Up Shepherd and Follow - Mary J. Blige and Nas 10. Fix Me Jesus - Jennifer Hudson 11. Jesus On the Mainline - Angela Bassett and Forest Whitaker 12. As - Jacob Latimore, Forest Whitaker and Jennifer Hudson Music By Raphael Saadiq and Laura Karpman Soundtracks from Amazon.co.jp |
●● 関連記事 |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt1425922/http://en.wikipedia.org/wiki/Black_Nativity_(film) http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=352716 |
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