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●● レビュー Now it's time to put these shoes on!カンフーのエースのタイリュー(ジェイソン・パイ・ピョウ)だったが、田舎の畑仕事を頑張っていた。その畑の主の息子シューがフィリピンから富を得て戻ってきた。それを見たタイリューは自分もフィリピンに行くことを決意するがお金が無いので、シューに助けてもらった。フィリピンに着いたばかりのタイリューはアヘン中毒で道端でのた打ち回っている人を見てびっくりする。そんな中、タイリューはスリの男シャマー(ルエル・ヴァーナル)にスラれるも、仲良くなった。次の日には船場で仕事を見つけたタイリューだったが、そこはアヘンを密輸していた事を知り... 映像も音声も保存状態は悪いし、タイトルだってかなり酷いが、映画の内容はカンフー映画ファンには飽きさせない王道の作り。英語タイトルの「ブラック・ドラゴン」はこの映画に出演しているロン・ヴァン・クリフのニックネームなんだけど、全然主役じゃないし、あんまり出てこない。でもアメリカのタイトルやポスターではあたかも彼が主役のように扱われている。主役はジェイソン・パイ・ピョウ。この彼が演じた主役が母思いで、非常に素直で真っ直ぐなヒーロータイプ。見ていて気持ちがいい位。2枚目過ぎず3枚目でもない、良い具合のヒーローで親しみが沸く。そして最初は悪かったスリを演じたルエル・ヴァーナルの助演も良い。ロン・ヴァン・クリフも切れ味が素晴らしい。ただもっと見たかったけど。 小粒ながら割りと興味をそそる作品。70年代の香港やフィリピンはあんな感じだったのかなーと思わせる。そこにアメリカの要素も加わり、中々いい感じのエキゾチックさがたまらない。 (Reviewed >> 8/22/10:DVDにて鑑賞) |
●● 100本映画 この映画、謎。いやそんなに謎でもないんだけど、香港とフィリピンで制作されたカンフー映画。タイトルも「ブラック・ドラゴン」とかついてるし、ポスターを見るとどうも黒人のロン・ヴァン・クリフが主役。でも全然違うんだな。「Black Belt Jones / 黒帯ドラゴン (1974)」が公開された(1月にアメリカにて公開)され、この作品は11月に公開。という訳で黒人武術のブームに火がつきそうだったので(実際には線香花火のように一瞬)、勝手にロン・ヴァン・クリフが主役のように公開されただけの事。Allmovie.comのサイトのプロットもあたかもロン・ヴァン・クリフが主役かのように書かれてるし。主役は香港の白いヒョウと書いて(白彪)ジェイソン・パイ・ピョウ。彼がいいんだわ。田舎の純朴な青年タイリューを演じております。仲良くなるのが、フィリピンでスリをやってるルエル・ヴァーナル演じるシャマー。田舎の畑仕事をしていたタイリューだったけど、フィリピンに行ってた男がお金持ちになって帰ってきたのを見て、俺も一攫千金の夢を見てフィリピン行くかー!と...でもフィリピンまで行くお金も無い。その帰ってきた男にお金を貰ってフィリピンに行くけど、すぐにスリの被害に遭う。スリをしたのがシャマー。カンフー対決。とまあ香港映画では良くありそうなパターンです。でも...ね、全然ロン・ヴァン・クリフ出てこないでしょ?ま、下のこの映画の予告編をまずは見て。ね?主役みたいでしょ?というか、主役でしょ?でもね、このロン・ヴァン・クリフが出てるのは、この予告の映像で全てじゃないかな?という位、凄く少ない。なぜか知らないが、白人の男や他の男達と組んで、アヘンを密輸している男達を懲らしめる。いちようヒーローなんだね。そしてこのタイトル「ブラック・ドラゴン」は彼がブルース・リーから頂いた愛称でもある。切れ味が素晴らしい。蹴り足も高い位置だしね。また体も恵まれてますよねー。凄い細い訳じゃなくて、骨太、でもしっかり余分な脂肪は落としていてがっちりしてる。決まるよねー。ちなみに知ってましたか?ロン・ヴァン・クリフとあのジミ・ヘンドリックスが軍人時代からの友人だった事を... なんでもジミヘンも松濤館流のカラテを習ってたらしい。2人は陸軍と海兵隊と違う所に所属してましたが、訓練で一緒になったらしい。その当時は2人で結構遊んでいたらしい。ロン・ヴァン・クリフはヴェトナム戦争にも行ってるので、沖縄の基地で沖縄手を習ってたみたいですね。 あ、ちなみに私が見たDVDはイギリス版だったのか、「Super Dragon」というタイトルもそのまま残ってました。映像は悪いし、音と台詞は途中聞こえない所もありました。状態は極めて最悪。 でも内容はオーソドックスなカンフー映画ではありましたが、それだけに全然普通に見られる面白い映画ではありました。だってタイリュー、無茶苦茶いい奴だもん!割りと好きな感じの映画かも。 ここが参考になりました。 (0750本目) |
●● トリビア 香港制作による、カンフー映画。 俳優のロン・ヴァン・クリフは、この映画のタイトル「Black Dragon」のニックネームで知られている。 ちなみに私が見たDVDのパッケージには「Black Dragon」のタイトルだったが、実際の映像でのオープニングタイトルは「Super Dragon」だった。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック Soundtracks not available |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt0071323/Not available from Wikipedia Not available from Allcinema |
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