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Cast >>Kevin Clash, Whoopi Goldberg, Rosie O'Donnell, Frank Oz ...
Director >>Constance Marks
Writer >>
Producer >>Corinne LaPook, Constance Marks, James J. Miller
Genre >>Documentary
Country >>USA

 総合ポイント 4.25点/5点満点中
内容 >>5 演技 >>N/A 演出 >>4 音楽 >>4

 レビュー
Making Elmo, Being Kevin Clash
セサミストリートの人気パペットのエルモを担当しているケビン・クラッシュがエルモを担当するまでを追うドキュメンタリー。

ティーンとなって色気づいてきた姉妹にケビン・クラッシュはこう言われる。「なんでみんなみたいにフットボールとかバスケットとかやろうとしないの?」。そう言われ、自分で作ったパペットを雪積もった外に捨てられてしまう。しかしケビンは、仕返しに姉妹の化粧道具を投げ捨てる。血の繋がった姉妹からそう言われてもケビンはめげない。地元の障害者の通う学校や病院に慰問に行ったりする。その結果、高校の卒業文集では「きっと億万長者になる人」と誰もが彼のその才能を認めたのである。小さい頃からディズニーの世界や人形劇に憧れたケビン。
”Real recognize real”ジェイZもそうラップしたように、ケビンもカーミット・ラブやその後にはジム・ヘンソンにまで認められるようになる。しかしカーミット・ラブのドキュメンタリーを見たケビンが感化されるのを見た母親が、ラブに直接電話を掛けてしまうという、行動力のある母親の愛情も忘れがたい。

何にしても一つの事に情熱的になれるのは素晴らしい。このドキュメンタリーが制作される前まで、あの愛情たっぷりなエルモがまさか黒人によって操られているとは思いもしなかった。今は残念ながらそのエルモを演じる事は無くなってしまったが、彼が作り上げたエルモというキャラクターはケビンが作った形で永遠に残っていくだろう。
(Reviewed >> 1/16/13:DVDにて鑑賞)

 100本映画
Netflixの商売の上手さといったら... DVD自体は去年の4月から発売されていたけど、なぜかNetflixには入荷せず。そしたらさ、例のケビン・クラッシュのスキャンダルのせいか、年末にしれーっとNetflixバージョンで入荷してるの。酷いよねー。あのスキャンダルの前から見たかったっていうの!だからNetflixはバッシングされるのよ。なんて、もうNetflix無しでは生活出来ませんけど...

という事で、あのスキャンダルの事はいったん置いておいて...

この映画が制作されて、サンダンス映画祭で公開されるっていう時にこの映画の事知りました。そしてその時にセサミストリートのあのエルモが黒人によって操られていた事も知りました。日本人なんで、「セサミストリートで成長しました!」って嘘でも言えない。調べたら私の世代にも放送していたみたいだけど、うちの親は興味なかったんだろうね。なので私にはソニプラのセサミグッツの方が馴染みある。さすがにうちの夫はセサミストリート世代で、最近になって「Willie Dynamite / 日本未公開 (1974)」のウィリー・ダイナマイトとセサミのゴードンが同一人物だと知り、ショックを受けてた。「嘘だー!!」って叫んでた。うちの子もセサミよりも、テレタビーズが全盛期でなぜかテレタビーズに超受けてたし、ちょっと大きくなってからはスポンジボブだし。ほんと、母としてそして子供として、私には可愛いグッツとしてのセサミストリートでした。だから彼の存在は全く知らなかった。だからこそこのドキュメンタリーが制作され、その事実を知ったら凄く観たかったんですよね。

小さい頃からパペットやディズニーの世界に憧れていたケビン・クラッシュ。自分でパペットを作ってしまうという才能を持っていたのがびっくり。最初のパペットは父親のベルベットのコートで作った。その器用さが羨ましい。そして母親が家でデイケアをしていたので、その子供たちに見せていたらしい。そうこうしていると、今度は慰問も始める。障害者が通う学校などを訪れていた。そして地元ボルチモアのTVスターに見出されて、全国区の子供向け番組に出演。そしてその頃に見た操り人形師カーミット・ラブのドキュメンタリーを見て感動。その姿を見た母親がカーミット・ラブに直接電話。ニューヨークに来たら、会いにおいでよと優しい言葉をケビンに残す。学校の遠足でニューヨークを訪れたケビンは早速カーミットに会いに行って、色々と人形の作り方とか指南してもらう。そしてそのカーミットが、有名な感謝祭の時のニューヨークのパレードで、セサミストリートのクッキーモンスターとしてケビンを使う。そのパレードの後のパーティで、ケビンは初めてあのジム・ヘンソンに会う。

彼のパペットへの情熱は凄い。本当に好きなのが伝わってくる。なので後継者への指導も厳しい。まさかそんな風に緻密に指や腕を動かしているとは知らず、ちょっと感動した。そしてあの愛くるしいエルモが、ケビンの両親からくるものだったとはこみ上げる物があった。

で、あのスキャンダルですね。こんなに苦労して、ここまで来たのに... 17年も結婚して可愛い娘まで居る。ゲイである事をスキャンダル後に発表した。情熱を注いだパペットではあんなに器用なのに、これに関してはとっても不器用。まあでも彼の名誉の為に書けば、あのペン・ステイトのアシスタント・コーチだったジェリー・サンダスキーとは違う。ケビンは強要はしていない。16歳の未成年とも、インターネットの同性愛者が集うサイトで知り合い、同意の上に行っている。ケビンに対して訴えを起こした男性4人は16歳から18歳の時に被害に遭っている。年を聞いて未成年と分かりながらも咎めなかったケビンは悪い。

 トリビア
セサミストリートの人気キャラクターのエルモを担当している操り人形師ケビン・クラッシュを追うドキュメンタリー。

2011年サンダンス映画祭に出展。

 その他

 受賞歴

 サウンドトラック


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 リンク
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 インフォサイト
http://www.imdb.com/title/tt1787660/
http://en.wikipedia.org/wiki/Being_Elmo:_A_Puppeteer%27s_Journey
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Last Modified: 2011-01-30
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