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●● レビュー Phenomenal Queen,(驚くべきクイーン)クイーン・ラティファという人は、本当に驚くべき女性である。 アイス・キューブが主演・製作で大ヒットした「Barbershop/バーバーショップ」の女性版のこの作品。元々「Barbershop 2」を撮影する前に、この「Beauty Shop」の製作が決まっていた為、主演のクイーン・ラティファが「Barbershop 2」に出演し、ジーナという役を完成させた。 「Barbershop」の舞台だったシカゴから、ジーナは娘を連れてアトランタにやってきていて、すでに地元の有名美容院の人気ヘアスタイリストとなっていて、多くのお客がジーナの元にやってきていた。その美容院のオーナーがホーゲ(ケビン・ベーコン)。ジーナとホーゲは、いつも口争いしていたが、ある時、ジーナが完全に怒り、そのまま美容院を辞めてしまった。今度こそは、自分の美容院を始めたいと、四苦八苦。何とか銀行からお金を借りて、古い70年代の美容院を買う事が出来た。そこに務めにやってきた人々も個性的なら、お客も個性的。美容院になぜか売りにやってくる人も個性的。唯一、ジーナが落ち着つくのが、美容院の上にあるアパートに住んでいる電気技師の男ジョー(ジャイモン・ハーンスゥ)だけだった。 マヤ・アンジェロウの詩がさりげなく会話に出てきたりと、女性版「バーバーショップ」は男性版よりも知性的。またそれらの詩を読むクイーン・ラティファとアルフレ・ウッダードの存在感の大きさが、女性の存在の大きさを同時に感じられ素晴い表現力がある。 それと同時に「バーバーショップ」の面白さを引き継いでいる。主人公が苦労しながら成長し、自分自身の手で自分の夢を手に入れる。 敵役を演じたケビン・ベーコンのなり切り振りは、本当にコミカル。またちょくちょく出てくる小さな男の子リル・JJは、映画と共に成長しているのが良かった。出てきた時は本当に憎たらしいし、演技も不自然だったけれど、最後は本当に可愛いし、演技が自然。不思議な子で余計に目が引く。他にもソウルフード売りのオバサンを演じたシェリル・アンダーウッド、DJ役のアデル・ギブンス等、忘れがたいキャラクターも多い。多くの濃いキャラクターを引っ張っていくだけのクイーン・ラティファ自身の貫禄やカリスマ性が役にピッタリだ。 She's a woman phenomenally phenomenal woman, That's Queen. (Reviewed >> 5/26/05:劇場にて観賞) |
●● 100本映画 Not Yet |
●● トリビア 御なじみ「バーバー・ショップ」の女性版。「バーバー・ショップ」からのスピンオフではなく、既にこの作品が製作される事が決まっていたので、この作品の主人公を演じるクィーン・ラティファが「Barbershop2」に出演した。プロデューサー陣も、ほぼ「バーバー・ショップ」を同じ面子。此方では、「フットルース」のケビン・ベーコンや、「イン・アメリカ」でオスカーノミニーになったジャイモン・ハーンスゥ、「ハードチェック」のアルフレ・ウッダードが共演。監督は、元々ミュージックビデオの監督で、映画「Honey」も撮ったビリー・ウッドラフ。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック Soundtracks not available |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt0388500/http://en.wikipedia.org/wiki/Beauty_Shop http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=323873 |
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