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●● レビュー もちろん主演のバスキアを演じたジェフリー・ライトも周りのビックネームな共演者に負けないくらい素晴らしいが、何といっても映画を楽しくさせてくれたのは、デビット・ボウイのアンディ・ウォホール役。テレビとかで見た実際のウォホールってあんな感じだったよな...と思わせてくれ、またそのちょっぴりコミカルな演技が、映画のオアシス的存在となった。ジェフリー・ライトも、後の作品「シャフト」やテレビ映画の「Boycott」ぐらいしか知らなかったので、正直、こんなアートな役が出来るとは思ってもみなかった。さすがに19歳には見えないが、歩き方とかタバコの吸い方、ちょっとした仕種が若者そのものだったし、先鋭な感じがどことなくした。どの彼が、本当の彼に近いんだろう... 今後がとっても楽しみな役者の一人となった。また、ベニシオ・デル・トロや、ガールフレンド役の女優さんとか、雰囲気が出ていてとっても良かった。後はホンの少ししか出てこないクリストファー・ウォーケンとウィレム・ディフォーの演技が光っていたと感じた。出番が全然ないのに、凄い印象を残してくれた。また、音楽も最高に素晴らしい....内容は、バスキアという青年が、アフロアメリカンコミュニティからかけ離れた生活をしていたのも興味深く、それはやはり彼の母親の影響なのだろうか?また、物語が「バスケットボール・ダイアリー」に似ているなと感じたが、アートな感じが出ていると思うし、なかなか色々な人々との交流も丁寧に描かれていたと思う。その手のが好きな人にはお勧め出来る。そうじゃなくても、デビット・ボウイがそんなに好きじゃなくても、彼のアンディ・ウォホール、是非見てもらいたいし、このバスキアという青年を知ってもらいたい。 (Reviewed >> 12/05/01) |
●● 100本映画 Not Yet |
●● トリビア NYで活躍していたアーティストのバスキアの伝記映画。かの有名なアンディ・ウォホールに気に入られ、一躍有名となったバスキアの半生を、生前親交のあったジュリアン・シュナーベルが監督した。また、アンディ・ウォホール役をこれまた本人と親交のあったデビット・ボウイが演じて話題となる。また、その豪華な共演陣で話題になった。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 >> Independent Spirit Awards 1997 Won Best Supporting Male : Benicio Del Toro 1997 Nominated Best Debut Performance : Jeffrey Wright >> Political Film Society, USA 1997 Nominated Expose >> Venice Film Festival 1996 Nominated Golden Lion : Julian Schnabel |
●● サウンドトラック 1. Van Gogh Boat - Michael Wincott2. Public Image - Public Image Ltd. 3. It's All over Now, Baby Blue - Van Morrison 4. Suicide Hotline - Nick Marion Taylor 5. I'm Not in Love - Toadies 6. Is That All There Is? - PJ Harvey 7. White Lines (Don't Don't Do It) - Grandmaster Flash & Melle Mel 8. Rise - Tripping Daisy 9. These Days - Joy Division 10. She Is Dancing - Brian Kelly 11. Tom Traubert's Blues (Four Sheets to the Wind in Copenhagen) - Tom Waits 12. Small Plot of Land - David Bowie 13. Summer in Siam - The Pogues 14. Last Song I'll Ever Sing - Gavin Friday 15. Hallelujah - John Cale Soundtracks from Amazon.co.jp |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt0115632/http://en.wikipedia.org/wiki/Basquiat http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=54740 |
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