3562
Cast >>Death
Director >>Mark Christopher Covino, Jeff Howlett
Writer >>
Producer >>
Genre >>Documentary
Country >>USA

 総合ポイント 5点/5点満点中
内容 >>5 演技 >>N/A 演出 >>5 音楽 >>5

 レビュー
"The world's gonna come looking for the Death stuff"
モータウンのお膝元デトロイトで生まれ育ったデイビット、デニス、ボビー、3人のハックニー兄弟。父が見ていたビートルズを見て、ギターを始めたデイビット。そのデイビットと共に音楽を始めたデニスとボビー。3人はザ・フーやアリス・クーパーを聞いて影響され、パンク音楽を演奏するようになるが、「デス(死)」というバンド名ゆえに、せっかくのクライブ・デイビスとの契約を諦める事になったのだった...

まだパンク音楽が主流になる前にモータウンが生まれたデトロイトで、パンクも生まれていたのだった。それだけで面白いけれど、なんと黒人3人兄弟が「ザ・フー」や「アリス・クーパー」に魅了され、その音楽を育んでいたのも面白い。近所や周りの人々には「白人ボーイ達の音楽だ!」とバカにされながらも、3人は自分たちの音楽を信じた。特にデイビットは、その才能を発揮していく。
観る前に、ポスターにもなっている写真に何となく「かっこ良さ」を感じ、どうしても見たい作品となった。その「かっこ良さ」が映画でもよく表現されていて、なぜに彼等がかっこよく見えたのかが分かる。

時代は「デス」を受け入れなかった。あんなかっこ良く見えた70年代でも、時代の先を行き過ぎていたのだった。デイビットは予感していたように、弟に「いつか世界が俺たちの音楽を探しにくる」と話し、マスターテープを託す。実際にデイビットと言っていたようになるのだ。感動的な記録が残されている作品。
(Reviewed >> 8/26/13:DVDにて鑑賞)

 100本映画
2013年度版「Searching for Sugar Man / シュガーマン 奇跡に愛された男 (2012) 」と言われている作品。「シュガーマン」ほどは泣かなかったけれど、涙は出たし、それ以上に感動しました!

観る前からポスターにもなっている写真に魅了され、何だか分からないけど「超カッコいい!」と思い、早く観たいなーと思っておりました。念願叶う。予想以上にカッコいい!ミシガン州デトロイトで生まれ育ったのがハックニーの4人兄弟。そのうちの3人がパンクバンド「デス」のメンバー。長男だけはなぜか音楽の道に進まなかった。次男のデイビットがギター、3男のデニスがドラム、4男のボビーがベースとボーカル。彼等のお父さんがテレビで見ていたビートルズを観て音楽の道に進む事にした。という時点で凄くないですか?だって彼等はモータウンのお膝元で生まれ育ち、モータウンの絶頂期に音楽を始めているんですよ。モータウンに流れそうなのに、彼等はザ・フーやアリス・クーパーに憧れた。それでもすぐにパンクバンド「デス」を始めた訳じゃなくて、最初は迷いもあったらしくファンクバンド「ロック・ファイヤー・ファンク・エクスプレス」というバンドを組んでいた。当人達も「ファンクとパンクで迷っていた」と映画の中で認めていた。でも次男坊のデイビットがロックの道を突き進む。そしてその頃に彼等のお父さんを事故で亡くしてしまう。それは特にデイビットが精神的な道に進む事になってしまう。その頃にバンド名を「デス(死)」に変更し、よりパンク音楽へと向かっていく。音楽始めたなら、レコーディングしないと!と、3人は地元の電話帳を開き、ダーツが当たった「グルーヴィル」というレコード会社にデモを持って行く。プロデューサーの一人が気に入って、さっそくレコーディング。数曲を作る。アリスタのあの有名なクライブ・デイビス(ホイットニー・ヒューストンなどでも有名)も彼等の音楽を気に入り、当時としては破格の契約金を用意。ただし「デス」というバンド名を変えるという条件だった。デニスもボビーも変えてもいいかな?とは思っていたけれど、デイビッドが「デス」のバンド名やコンセプトを絶対に曲げたくないという事で、断った。それによりグルーヴィルも撤退。デイビットはグルーヴィルに「マスター(テープ)は返せ!」と返してもらう。傷心の3人はバケーションも兼ねてヴァージニア州のバーリントンという所に向かう。あんなに頑なに変えなかったバンド名も変える。でも何か上手くいかない。デニスとボビーはデトロイトには戻らなかった。でもデイビットだけは戻ってしまう。仕方なくデニスとボビーはレゲエバンドを組む。そして2000年、デニスは結婚。デイビットはその結婚式に出席する為にバーリントンに向かう、「デス」のマスターを持って。ボビーに「絶対にいつか世界がデスの音楽を探し求めにくるから」と、マスターを保存しておく事を言い残す。8年後の2008年...

後はもう説明しませーん!家族愛ですよ。兄弟愛だけじゃないんですよ。だからこの映画に感動しました!いい音楽は必ず歌い繋がれる。このバンドの場合は、運命的にそれが巡ってくる!音楽の素晴らしさとかっこ良さを非常ーーーーに味あわせて頂きました。この家族がとにかくカッコいい。時代の先の先をいってしまっていたんですね。ロックはとかく白人音楽とか言われているけど、元はチャック・ベリーにリトル・リチャードやボ・ディドリーな訳だし、彼等を聴いていたビートルズやザ・フーを今度は黒人が影響されて1周回ってまた新しい音楽を作り出したのが面白いですね。というか、それが音楽の凄いところで素晴らしい所です!

デイビットはパンク界のサン・ラーぽい。自然児。バンドの名前とかコンセプトとか、サン・ラー先生に被る所が多いですわ。

「シュガーマン」の時にも思ったけれど、白人のオタクなコレクター達も凄いね。

 トリビア
ラモーンズやセックス・ピストルズの前に存在した黒人パンクロックグループ「Death」を追うドキュメンタリー映画。SXSWにて公開。

 その他

 受賞歴
* The BEST OF SOUL
2013 Won Best Movie of the Year (Documentary)
2013 映画秘宝 私が選んだベスト10 2013年度7位

 サウンドトラック


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 関連記事
* 映画秘宝 2014年 1月号 狂熱の音楽映画コレクション

 リンク
US Official SiteNot available

 インフォサイト
http://www.imdb.com/title/tt2064713/
http://en.wikipedia.org/wiki/A_Band_Called_Death
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=354909

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Last Modified: 2013-03-27
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