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●● レビュー "Houston, we have a problem"モンタナ(ポーラ・パットン)の母は5回も結婚し、母からは成功した男性と結婚するようにいつも言われていた。モンタナは30歳を過ぎたが、独身。グラハム(ボリス・コドジョー)という成功した男性とデート中だったが、グラハムの秘密を知った。傷ついたモンタナは、向かいに住む幼馴染のウィリアム(デレク・ルーク)に慰めてもらうのだった。モンタナは小さい頃からの夢を叶えて、今はフライトアテンダントとして働いていて、出会いは多かった。しかしまだ21歳の妹(ローレン・ロンドン)が大学バスケットのスター選手と結婚すると言う。モンタナにとって8回目のメイド・オブ・オーナー。せめて妹の結婚式までには完璧な花婿候補と行きたい!と、職場の仲間ゲイル(ジル・スコット)とサム(アダム・ブロディ)の助けを借りて、全米を駆け巡って花婿候補を探すのだったが... タイラー・ペリーのフォロワー的なデビット・E・タルバートの劇場作品2作目。ペリーと同じく自身の作品を映画化する。ペリーは舞台の戯曲が多いが、今回のタルバートの作品は戯曲ではなくて、自身の書籍。正直、タルバートの1作目は余り良くなかったので、今回の作品は全くといって良いほど期待はしていなかった。確かに良くはない。もう最初の15分位で、最後まで大体読めてしまうほどに単純なストーリーだ。しかも30代過ぎた女性のシンデレラストーリーなんて誰が興味あるのよ!と思ってしまう。しかもドタバタコメディ。しかし、しかしである... ポーラ・パットンという女優はそれを魅力的にしてしまう可愛さがある。他の同じ年代の女優が演じたら、たぶん真面目過ぎて可愛くないと思う。でもポーラ・パットンがドタバタしていると、なんだか可愛い。で、どうするのよ!と、見れちゃうのだ。嫌味とかまるで無い! 「Jumping the Broom」に続いて、ポーラ・パットンは黒人ラブコメのニュー・ヒロイン。こんな軽い映画を軽快に愉快に見せてくれるシンデレラもポーラ・パットンだけ! (Reviewed >> 9/30/13:劇場にて鑑賞) |
●● 100本映画 「ゆーあーぐっどがーる♪」”ぼんやりライン”の嫁ポーラ・パットンが主役のラブコメ~♪ ポーラ・パットンの人生って、他人からしてみると、とてもついている気がする。私の中では「人生ラッキー過ぎる2大女優」の一人(もう1人は、ロザリオ・ドーソン)。普通の人は、ロビン・シックがクラスメイトとかまず無いよね。しかも本格デビュー作が有名なラップ・デュオのアウトキャストの映画「Idlewild / アイドルワイルド (2006)」!アウトキャスト好きの私には羨ましすぎる環境!でもその映画ですでにスター性というか、オーラが違うなって思わせてくれてました。着々と映画にも出演。アカデミー賞の候補作品「Precious: Based on the Novel Push by Sapphire / プレシャス (2009)」ではシリアスな演技も好評で、「Jumping The Broom / ジャンピング・ザ・ブルーム ~恋と嵐と結婚式~ (2011)」では初主演!そんなラッキーなポーラ・パットンが主役の映画。ポーラ・パットン演じるのが30歳を過ぎたフライトアテンダントのモンタナ。彼氏が居ない訳でも出会いが無い訳でもないけれど、結婚には縁が無い。しかも自分のお母さん(ジェニファー・ルイス)は、5回も結婚している凄い女性!まあでも仕事好きだしーと思っていたら、まだ21歳で大学に通っている妹(ローレン・ロンドン)が結婚するという!しかも大学バスケのスター選手。将来有望。お母さんは嬉しくて大自慢大会。モンタナは今回で8回目のメイド・オブ・オーナー。妹の結婚式だし、それまでに結婚とまでは言わないけれど、それまでにフィアンセを連れていかないと恥ずかしい!成功した素敵な男性グラハム(ボリス・コドジョー)が居るから大丈夫!と思っていたら、グラハムには秘密があった。それを知ったモンタナは絶望的。それを見ていたフライトアテンダントの同僚(ジル・スコット&アダム・ブロディ)が、モンタナのフィアンセ探しに協力、そして向かいに住んでいる幼馴染のウィリアム(デレク・ルーク)も慰める。モンタナは30日間で、理想の夫探しに全米を30,000マイルも駆け巡るのだった... まあ正直、最初の10分15分で大体のラストは読める。でもだからこそ、主人公の遠回りが面白いし、男の心理を見ているのが楽しい。しかも”ぼんやりライン”の嫁は、そんなシンデレラ的なストーリーでも屈託無く演じるのでチャーミング。嫌味とかまるでない。上で書いたように、自分がそういう風なシンデレラ的なついている人生を送ったからかもしれない。「ジャンピング・ザ・ブルーム」の時からまた数段その魅力が増してきている。例えば、熱血な議員のラングストン(テイ・ディグス)に政略的なデート後の引き際とか見事。変に後を引かせない。そして私は正解でした!ポーラ・パットンは全部脱ぐよりも、ブラと下着姿の方がセクシーだ!持論。ほらね。 ポーラ・パットンも魅力的でしたが、この映画ではコメディアン達も魅力的。空港職員を演じたネヒュー・トミー、リッキー・スマイリー、アフィオン・クロケットの3人。ネヒュー・トミーはラジオで有名、リッキー・スマイリーも今は朝のラジオが有名で昔はBETで番組もっていた人。アフィオン・クロケットは最近ではウェイアンズ系の映画「Dance Flick / 最強絶叫ダンス計画 (2009)」とか「A Haunted House / 日本未公開 (2013)」でお馴染みのコメディアン。そしてコメディアンじゃないけれど、カーメロ・アンソニーの嫁で元MTV司会者のララ・アンソニーも面白かった。 ポーラ・パットンもコメディアン達も魅力的でしたが、私は年代的に曲も魅力的!モンタナが振られた後に繰り返し聞いているのが、トニ・ブラクストンの「Un-Break My Heart」。私の20代!あのシーンは「あははー、分かる!」と思いました。そして幼馴染のウィリアムと一緒に踊るのがニュー・エディションの「If It Isn't Love」。羨ましいー!あのシチュエーション、滅茶苦茶羨ましいー!!私もあんなカッコイイ幼馴染と、思い出でニューエディションで盛り上がりたいー!!と、あのシーン大好き。 主人公を悩ます男優陣も素敵。ボリス・コドジョーとトレイ・ソングスは脱ぎ要員として、素晴らしい成績を収めている。ジャイモン・ハーンスゥはあんなに素敵な肉体なのに、今回は脱いでくれなかったので残念。でも惚れちゃうのは、やっぱりデレク・ルークやね。いい役過ぎる。 しかし、監督のデビット・E・タルバートは正直あんまり期待していなかったけれど、今回は中々。まあ最高!な作品ではないけれど、酷評するまででもない。しかしポーラ・パットンは、この監督にブライアン・バーバーにリー・ダニエルズにサリム・アキルと、最近の黒人監督と仕事してるなー。やっぱりこの人の人生ついている!!ずるいレベル!!夫ロビン・シックが歌うようにええ娘だからかね? (1158本目) |
●● トリビア 劇作家のデビット・E・タルバートの最新作。「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」のポーラ・パットンが主役。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック Soundtracks not available |
●● 関連記事 |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt1171222/http://en.wikipedia.org/wiki/Baggage_Claim_(film) http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=351024 |
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