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●● レビュー "Real friends wouldn't do shit like this"(Reviewed >> 4/17/20:VODにて鑑賞) |
●● 100本映画 新しさと過激さを追求したプランク映画『Bad Trip』『The Lion King / ライオン・キング (2019)』に、ドナルド・グローヴァーやビヨンセ等と共に声優をつとめたエリック・アンドレ主演作品。日本ではまだまだ知名度低いですが、『The Eric Andre Show』というコメディ番組で少しずつ人気が出てきているコメディアン。一時期は、あのロザリオ・ドーソンと付き合ったほど!そのエリック・アンドレが、『Get Out / ゲット・アウト (2017)』のリル・レル・ハウリーと、『Girls Trip / ガールズ・トリップ (2017)』のティファニー・ハディッシュという今が旬の2人を従えて制作したコメディ。と言っても、ただのコメディ映画じゃない。隠しカメラで、一般人の素の反応をそのまま取り入れた「Prank(いたずら)」映画で、『ジャッカス・ザ・ムービー』みたいな作品。監督は日本生まれのキタオ・サクライ。SXSW映画祭や劇場上映が予定されていたけれど、新型コロナウイルスの影響で中止。アマゾン・プライムが少しの期間うっかり配信。その後に削除されたけれど、うっかり期間の間に観ました。後日、太っ腹なNetflixが権利を買い取り、これから配信予定です。 クリス(エリック・アンドレ)はうだつのあがらない男。フロリダの小さなカー・ウォッシュ店に勤務。そこに高校時代から思いを寄せているマリア(ミカエラ・コンリン)がやってくる。しかし、ヘマをして恥ずかしい姿を見せてしまう。近くにいた男の人の助けで、マリアの電話番号を聞こうとするも撃沈するが、マリアはNYへ行くことを知る。クリスの親友バド(リル・レル・ハウリー)の姉トリーナ(ティファニー・ハディッシュ)の車があることを知り、その車でマリアを追いNYへ行くことを思いつくが... プロットだけでは分からないと思いますが、まあ過激。その辺りは『ジャッカス』と同じ。その過激なことを見て、一般人がどう反応するのかを観る作品。そして、その反応にプロのコメディアンたちがどう返すのか? ティファニー・ハディッシュは上手い。彼女の役柄自体が一番過激なので、恐らく一般人に一番引かれるであろう。でも、カメラが回り続ける間は全然屈しないし、演技も崩さない。そこはすごく感心した。そして、車が爆破するシーンに登場する若い一般人のお兄さんがすごく素敵。真剣に心配しているのが伝わってくる。こういうシーンは良い。でも、ゴリラのシーンとかは気持ち悪い。こういうプランク物って、どうも過激にしようとすると、下ネタでも下品な方に行ってしまう。それだけでもないのだけれど、そこはやっぱり気になってしまう。 それでも、何か新しいことをやろうとしているのは伝わる。何かここから生まれれば良いが... (1752本目) |
●● トリビア 『ライオンキング』(19)の声優などで知られるコメディアンのエリック・アンドレ制作・原案・出演のコメディ。そのエリック・アンドレの番組の演出を担当している日本生まれでオハイオ育ちのキタオ・サクライが監督・原案。『ガールズ・トリップ』のティファニー・ハディッシュ、『ゲット・アウト』のリルレル・ハウリーが共演。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック Soundtracks not available |
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●● インフォサイト https://www.imdb.com/title/tt9684220/https://en.wikipedia.org/wiki/Bad_Trip_(film) Not available from Allcinema |
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