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Best Performance of the Year
Denzel Washington
>> Training Dayベタネタで申し訳ないが...悩んだけど、やっぱりデンゼル・ワシントンのこの映画でのあの演技が 一番光っていたかな。映画はイマイチな感もあったけど、それなりに楽しめてしまった。それって、やっぱりワシントンの凄さなの? それに気づいた時に、涙が出て、ワナワナさせられてしまった。やっぱり彼の凄さを見せ付けられたこの1年。 |
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Best Male Performance of the Year (Drama)
Omar Epps
>> Brother若手の中では、やっぱりナンバー1。北野武の見る目のセンスも素晴らしいが、 それを引き受けちゃったオマー・エプスの感とセンスも素晴らしい。彼にとっては異国映画なのに、伸び伸びと演技をしていて、 それでいてハリウッドの凄さを見せ付けられた。悔しいけれど、あんたに夢中... |
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Best Male Performance of the Year (Comedy)
Eddie Griffin
>> Double Takeとにかく、彼の怪しい魅力を楽しませてもらった。「Down To Earth」のクリス・ロックと悩んだけれど、 演技の賞としたら、エディ・グリフィンに軍配を挙げてみた。それに、この役は彼じゃなくては、なり得なかった筈。 エディ・グリフィン・オブ・エディ・グリフィン... |
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Best Female Performance of the Year (Drama)
Pam Grier
>> Bone & 3 am (TV)今年のパム・グリアは、70年代の頃のそれよりも、光って見えた。何よりも、演技力が熟してきた。 「3 am」でのダニー・グローバーとの熟年カップルは、昔の日本のCM「チャーミー・グリーン」のような、憧れを感じた。 そして「Bone」では、70年代のパム・グリアよりも数倍かっこいい女性を演じてくれた。 やっぱり、グリアには、トップの椅子が良く似合う... |
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Best Female Performance of the Year (Comedy)
Vivica A Fox
>>Two can play that games & Kingdom Come堂々と主役を張ってくれた姉さんには、御褒美。すごく彼女らしさが映画全般に出ていたし、 彼女の魅力は何と言っても歯切れのいい台詞にあると思う。いつまでも女性の憧れでいてください.... |
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Best Male Supporting Performance of the Year (Drama)
Jamie Foxx
>> Ali「Bone」のカリル・ケインと悩んだ。でも、やっぱりジェイミー・フォックスに軍配。 彼とアリの繋がりは、残念ながらあまり映画では見られなかったが、彼の演じた役がいかにアリに惚れたか... その辺をフォックスは見事に演じてくれていた。アリの影に、隠れているかもしれないが、演技の面では隠れる事なし。 フォックスの演技力には、嬉しくなるばかり... fly like a Smith, Sting like a Foxx... |
Best Male Supporting Performance of the Year (Comedy)
Darius McCrary
>> Kingdom Come日本のギャルには受けない彼かもしれないが、演技はとにかく確実で堅実。 どんな小さい役でも、いつも泣かせてくれる。この「Kingdom Come」では、豪華アッセンブルキャストで、 影が薄くなるだろうと予想していたけど、いやいやそんな事はありませぬ。やっぱりあんさんに泣かされました... |
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Best Female Supporting Performance of the Year (Drama)
Nona Gaye
>> Ali演技の経験等あまりない筈のマーヴィン・ゲイの愛娘に、正直言って、感動しました。 これからの彼女が期待。サーナ・ラサンの地位を脅かす存在となって欲しい、そして2人でいい感じで(演技で)争ってもらいたい。 そう感じられずには、いられない... Mercy Mercy Me, Nona... かな。 |
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Best Female Supporting Performance of the Year (Comedy)
Loretta Devine
>> Kingdom Comeこの上のマクレイの母親役で登場していた、ロレッタ・ディバイン。やっぱり彼女も凄い印象を残していた。 この親子役がとにかく映画で泣かせてくれた。いつも脇役でがんばっている、彼女に.... |
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Best Director of the Year
Doug McHenry
>> Kingdom Comeあのような豪華アッセンブルキャストを見事にまとめてくださった手腕に乾杯。 彼の繊細なストーリーには、いつもながらに、泣かせてもらう。 |
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MVP
Don Cheadle
>> Ocean's 11, Rush Hour 2...今年出演した映画のタイトルを全て言えない程、がんばってくれたドンチーさん。 「オーシャンズ11」では、オリジナルでサミー・デイビス・ジュニアが演じた役を担当。 あくまでも、サミーとは縁があるようで... |
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Best Newcomer of the Year
Lee Davis (director)
>> 3 a.m.スパイク・リーの元で修行した彼が、堂々と登場してくれた。ダニー・グローバーと、パム・グリアという、 2大スターを見事に彼らの魅力をたっぷりと引き出してくれたその手腕には、驚かせてもらったし、楽しませてもらった。 今後がかなり期待大。 |
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Best Movie of the Year (Drama)
Brother 冷酷なこのドラマが、逆に私の心を暖めてくれた。 北野武も、相当ブラックムービーを研究したんじゃないかと思わせる作りに、感謝したいくらいに、楽しませてもらった。 そして、キャスティングも素晴らしく、驚かせてもらった。オマー・エプスが、記者会見で言った言葉「Welcome to the Future」 その言葉が、本当にぴったりな映画だった。 |
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Best Movie of the Year (Comedy)
Down To Earth 「Down To Earth」では、頭のてっぺんから足の先まで楽しませてもらった。 とにかく、ふと何かを頭で考えさせてしまうその内容と、その内容にあったラップミュージックには、足を躍らせずにはいられない... そして、お腹がよじれるくらいのクリス・ロックのジョーク、女ならその魅力を手でメモりたくなる程のレジーナ・キングの魅力。 なによりも、クリス・ロックのコメディアンとしての意地を感じられずにはいられない... そんな彼こそ、「Down To Earth」な男なんだと... |
2001年の総まとめ 今年は、前々から少しずつ進んでいたものの、ミュージシャンが映画に出る事が、 いつも以上に増えた年でもあった。 スヌープ・ドックの「Bone」と「Baby Boy」やそのスヌープとドクター・ドレの「The Wash」、 そのドレとメイシー・グレイの「トレーニングデイ」、 メソホッドマンとレッドマンの「How High」... 挙げたらキリがない。面白くて、演技の光るミュージシャンも多かったのは確かだか、 その影で役にあぶれてしまった、多くの役者が多いのも確か。それは、その役者達の力量に関係なく、ネームヴァリューにぶらさがる、 スタジオ側の意志によるもの。 せっかくの若手俳優もこれでは育たないのでは..という不安も残る。 70年代のブラックスプロイテーション時代に、同じようにネームヴァリューのあるフットボール選手が、 数多く出演していたのと同じでは困る。 映画の方も、素晴らしい作品が多かった2000年に比べると、目劣りする気がするのは、私だけだろうか? やっぱり、スタジオ側がネームヴァリューにぶらさがろうとしていた意志が、 作品でも多かった感じを受ける。 今年、2002年は、そんな粋のいいミュージシャン達と、俳優達が、一緒に連動して、いい意味で刺激し合い、 素晴らしい作品を残してくれたら...と思わずにはいられない。 |