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Cast >>Asante Blackk (Kevin Richardson), Justin Cunningham (adult Kevin Richardson), Caleel Harris (Antron McCray), Jovan Adepo (adult Antron McCray), Ethan Herisse (Yusef Salaam(, Chris Chalk (adult Yusef Salaam), Jharrel Jerome (Korey Wise), Marquis Rodriguez (Raymond Santana), Freddy Miyares (adult Raymond Santana), Marsha Stephanie Blake (Linda McCray), Kylie Bunbury (Angie Richardson), Aunjanue Ellis (Sharonne Salaam), Vera Farmiga (Elizabeth Lederer), Felicity Huffman (Linda Fairstein), John Leguizamo (Raymond Santana Sr.), Niecy Nash (Delores Wise), Michael K. Williams (Bobby McCray) ...
Director >>Ava DuVernay
Writer >>Ava DuVernay(4 episodes), Julian Breece (2 episodes), Robin Swicord (2 episodes), Attica Locke (1 episode), Michael Starrbury
Producer >>Ava DuVernay, Robert De Niro, Oprah Winfrey, Jonathan King, Jane Rosenthal, Jeff Skoll, Berry Welsh
Genre >>Drama
Country >>USA
Release (US) >>05 / 31 / 2019
Release (JP) >>05 / 31 / 2019

 総合ポイント 4.75点/5点満点中
内容 >>5 演技 >>5 演出 >>5 音楽 >>4

 レビュー
”That devil... wants to kill my son"
(Reviewed >> 6/1/19:VODにて鑑賞)

 100本映画
映画が変えた5人の人生『ボクらを見る目』

視覚によるインパクトとは効果絶大だなーと、この映画が配信が開始になって、改めて思った。この映画は実際に80年代にニューヨークで起きた「セントラルパーク・ジョガー事件」を元にドラマ化された作品だ。強姦・暴行されたその事件の容疑者として身柄を確保されたのが14-17歳の黒人・ヒスパニックの5人。ユーセフ・サラームとコリー・ワイズの2人以外はお互いの面識すらない。自白すればすぐに帰れると強要され撮られた自白テープなど、その他のずさんな捜査などが重なって、無実の5人が立件され、刑務所・少年刑務所に入れられた。そんな物語をドラマ化させたのは、『Selma / グローリー/明日への行進 (2014)』や『13th / 13th −憲法修正第13条− (2016)』などで注目を集めるエヴァ・デュヴァネイ監督。『13th』がアカデミー賞のドキュメンタリー作品賞にノミネートされて以降、彼女の作品や発言は益々注目を集めるようになっている。この作品は特にそんな彼女のパワーを感じ得ずにはいられない。この作品が人を動かし、この事件で責任を取っていない人々が、今窮地に立たされている。

1989年4月19年、ニューヨークのマンハッタンにあるセントラルパークに、少年たちが30人近く集まっていた。当時流行っていた「ワイルディング(Wilding)」をするためだ。当時流行っていた曲名から取られたその行為は、つまりは暴力行為だった。トロン(カリール・ハリス)は、父(マイケル・K・ウィリアムス)と野球の話で盛り上がっていた。ケヴィン(アサンテ・ブラック)は、姉アンジー(カイリー・バンバリー)と話して別れた。日が暮れる頃、レイモンド(マーキス・ロドリゲス)は友人とストリートでたむろっていた所、少年たちが続々と集まっているのを見かけ、そこに向かった。コリー(ジャレール・ジェローム)は、彼女(ストーム・リード)とファストフード店で食べていたところ、友人ユーセフ(イーサン・ヘリッセ)に誘われ、2人は出て行ってしまった。そして、彼ら5人はセントラルパークにいた。その後、パトカーの音で少年たちは一目散に逃げたが、ケヴィンがその場で取り押さえられた。他にも捕まえられていが、5人が立件されてしまい、ニューヨーク検事エリザベス・レデラー(ヴェラ・ファーミガ)とリンダ・フェアステイン(フェリシティ・ハフマン)が証拠集めをしていくが...

この作品はエヴァ・デュヴァネイ監督の采配が光る。事件当時の少年たちは特に可愛い子たちを配役している。観客の気持ちをより引き出す為に効果的だ。あの子たちが、大人に怒鳴られ殴られるのを見るだけで居た堪れなくなる。そしてずさんな捜査をした警察と検察官の描き方も上手い。特に検察官女性2人の描き方が辛辣だ。根拠のない正義感と立場を利用した2人と徹底的に描いているので、余計に観客の感情を煽る。そして5人の親の立ち場の描き方もそれぞれ違っていて興味深い。元々制作段階から、トランプのことを徹底的に叩くとは思っていた。「あの悪魔は」と台詞で批判する。実際にそうだった訳なので。それら視覚的にも観客に訴えたお陰で、この映画は観客を動かした。映画を観た人たちが、当時の警察や検事たちに「間違っている」と声を上げた。特に、検事リンダ・フェアステインへの批判が集まっている。彼女は検事を辞め、その後小説家として順風満帆の生活をしていたが、まず観客からは彼女の本の販売停止を訴える声が上がった。そして、とある団体の役職についていたが、それを辞任させられ、最近では著作関係のエージェント会社が契約を無効にした。その後はもちろんエリザベス・レデラーへの批判の声も上がっている。

映画がそこまで変えてしまったのだ。前にこの事件を追ったドキュメンタリー映画『The Central Park Five / 日本未公開 (2012)』もそうだった。ドキュメンタリー映画の随分前に5人のうちの3人がニューヨーク市を相手取り訴えたが却下。しかし、映画後の2014年に新しい市長が、5人と破格の価格の和解金で和解した。ドキュメンタリー映画は5人に雪辱を果たす事と自由を、この映画は公正と当然の報いを与えているようだ。映画そのものがスーパーマンになれることもあるんだってこの事件を扱った2本の映画で知った。

 トリビア
1989年にニューヨークのセントラルパークで起きたジョギングしていた女性への暴行事件。その容疑で捕まった少年5人は、ずさんな捜査ゆえに逮捕された冤罪だった。『グローリー/明日への行進』のエヴァ・デュヴァネイ監督作品。Netflixにて4話同時配信のミニシリーズ。

 その他
* 『ボクらを見る目』と共に観て欲しい作品集
* 『The Central Park Five / 日本未公開 (2012)』同じ事件を扱ったケン・バーンズ監督ドキュメンタリー作品。

 受賞歴

 サウンドトラック


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 リンク
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 インフォサイト
https://www.imdb.com/title/tt7137906/
https://en.wikipedia.org/wiki/When_They_See_Us
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=368584

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Last Modified: 2019-06-11
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