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Cast >>Hill Harper (Tim Brown), Sharon Leal (Shenae Brown), Bokeem Woodbine (Scoop), Wayne Brady (Alonzo), La La Anthony (Neecy), Quinton Aaron (Turtle), Ruby Dee (Rose Brown) ...
Director >>Tommy Oliver
Writer >>Tommy Oliver
Producer >>Tommy Oliver
Genre >>Drama
Country >>USA

 総合ポイント 5点/5点満点中
内容 >>5 演技 >>5 演出 >>5 音楽 >>5

 レビュー
"Girl, I love you"
ティム(ヒル・ハーパー)は妻シャネイ(シャロン・リール)と一人娘マヤ(トロイ・ジー)に愛情をたっぷり注いでささやかながらも幸せだと信じ暮らしてきた。しかしシャネイはどこか不満を感じているようだった。ある日、昔の彼氏アロンゾ(ウェイン・ブレディ)が玄関でマヤに飴をあげているのを見て出ていくと、アロンゾはシャネイにも何かを渡した。それを境にシャネイは家に戻らなくなる。戻ってきても、お金や物を盗むばかり。娘の前でもだ。ティムはそれでもシャネイを受け入れようとするが...

1982年に私は娘役のマヤとちょうど同じ年ごろだった。マヤが体験するアメリカと私が経験した日本には余りの差があった。アメリカはこの頃伝染病とも言える麻薬が蔓延していた。その中でもこの時代はクラックに汚染される。クラックは即効性があるので中毒になりやすい=麻薬売人にとっては売りやすくお金になる。だから一度ハマると売人のツボである。そんな悪循環にハマっていくシャネイ。彼女は妻であり母である。そんな彼女を見捨てない夫のティム。ティムはマヤという娘も育てていかないといけない。しかしマヤはティムにとっての支えであった。しかし...
このラストが衝撃的で面白いドラマのインディペンデンス映画は、ヒル・ハーパーにシャロン・リールにウェイン・ブレディ、そして名女優ルビー・ディによって支えられている。彼らの熱い演技によって、重要なメッセージが伝えられているのだ。

何がシャネイを変えていくのか?一般人に出来る事は限られているかもしれないが、可能性と希望を示してくれている。
(Reviewed >> 3/3/16:DVDにて鑑賞)

 100本映画
1982年、貴方は何をしていましたか?生まれていましたか?青春していましたか?それとももう成人していましたか?私は小学生でした。文字通りの鼻たれ小学生。昔から鼻が悪くてね。まだ花粉症ではなかったとは思うけど、鼻炎で常に鼻を垂らしてましたわ。そしてまだ映画にハマる前ですね。1982年と言えば、まだ『フットルース』も『バック・トゥ・ザ・フューチャー』も『ビバリー・ヒルズ・コップ』も『ポリスアカデミー』も公開される前で、『スタンド・バイ・ミー』ももっと後。この頃何が好きだったかなー。ああ!『オレたちひょうきん族』だ!大好きな「タケちゃんマン 大百科」を熟読していた頃だと思われます。私の小歴史。そんな1982年に皆さまを戻してしまう映画です。小さめの映画祭で公開され賞をいくつか取って、やーーーーーーっとDVD化されました!

1982年フィラデルフィア。近所でコインランドリーを営むティム(ヒル・ハーパー)は妻のシャネイ(シャロン・リール)にはたっぷりな愛情表現でいつも接してきた。ささやかなな生活だけれど苦労もさせず、一人娘マヤ(トロイ・ジー)も聡明で頭のいい女の子に一緒に育ててきた。しかしどことなく妻のシャネイは満たされていないようだった。ある時突然現れたのが、シャネイの昔の彼氏アロンゾ(ウェイン・ブレディ)。娘のマヤは以前に公園でアロンゾに助けて貰った事もあり、アロンゾの事を知っていた。そんなアロンゾがマヤに飴を持ってきたのだ。驚いて外に出るシャネイ。アロンゾは服役を終えたばかりの男。シャネイに小さな包み紙を渡して去っていった。それからシャネイは朝方に帰宅し、しまいには家を出てしまったのだ。アロンゾとティムは面識がなく、シャネイの行方は分からなかった。しかしティムはシャネイが昔中毒者だった事は知っているし、この前シャネイがアロンゾと話しているのを見かけてはいたので、少しの情報からシャネイの行方を探していく。戻ってきたと思えば、お金や物を取っていくばかり。妻の為、そして娘の為に鍵を変えてシャネイを家に入れないと決めたティム。しかしそんな父を娘のマヤは理解できないで居た。そして...

最高でしたわ!そしてこれが劇場公開もされず、DVDの発売まで3年も寝かされていた事への怒り!ね。まだ1970年代の影響が色濃く残っていて、音楽やファッションも70年的。フィラデルフィアが舞台だから、フィリーソウルのスタイリスティックスが効果的に使われていたりします。そして同じフィラデルフィアが舞台の『Creed / クリード チャンプを継ぐ男 (2015)』の時にもツイートしましたけれど、我々は「フィリー・チーズ・ステーキ」と呼んでますが、フィリーではやっぱりただの「チーズ・ステーキ」でしたね。で、今回はどこの店のチーズ・ステーキかという事が、フィリー住民には大事な訳でして...というのがよーく分かりました。『クリード』のビアンカちゃんが好きなのがマックス’ズ・ステーキで、この映画のマヤちゃんが好きなのが有名なジム’ズ・ステーキ。フィリーの人々のこだわり。私は川崎なので川崎大師にお参りに行くと、くずもちは住吉で飴は松屋で買うみたいなこだわりですかね(老舗派)。ちなみにラーメンは現在は天龍のもやしそば一択です(R.I.Pアホ―メン)。

この時代の麻薬の恐ろしさをキッチリと描いております。スパイク・リーの『Jungle Fever / ジャングル・フィーバー (1991)』も名作『New Jack City / ニュー・ジャック・シティ (1991)』も「クラック」と呼ばれるコカインにハマり、ごみ溜めのような所で中毒者が常に蔓延している「クラック・ハウス」の描写が衝撃的でしたよね。この映画の1982年頃の大きな問題点が、そのクラックの蔓延。クラックとはコカインを重曹で混ぜて固めて、それを火で炙って吸引するもの。普通にコカインを鼻で吸引するよりも、効果に即効性があると言われている。また重曹などを混ぜるので、かさ増しが出来るので比較的に安い点などもあって、クラックは伝染病のように浸透していった。本当に簡単に中毒になってしまい、壊れていってしまうのです。そんなクラックからシャネイを救ったものは??お医者さんに夫のティムが言われるんですが、分かってはいるんですが、何も出来ないジレンマみたいのがね苦しい。ティムを演じたヒル・ハーパーから物凄く伝わってくるんですよねー。苦しさが。どうしたらいいのか分からない状況が。見放すのは簡単だけど、娘の母だし、そう簡単には出来ない。何しろ気持ちが...切ない(´・ω・`)、苦しい(´・ω・`)、悲しい(´・ω・`)。ヒル・ハーパーって、こういうインディ映画でいい仕事するよね。とにかく素敵なヒル・ハーパーに惚れてしまう事間違いなしなのです!!根っからの良い人そうなウェイン・ブレディが実は超悪者!っていうパターンは、あのデイブ・シャペルが『シャペル’ズ・ショー』でやっていたネタでしたが、ウェイン・ブレディ本当に悪い!演技上手いよねー。

で、最後の方に衝撃的な物語がありまして... その部分は私も観ていて思わず「えぇええええええーーぇーーー!」っていう声が出てしましました。そりゃないよ(´・ω・`)。

 トリビア & etc...
2013年トロント映画祭にてプレミア上映。

 受賞歴
* Austin Film Festival
2013 Won Marquee Audience Award : Tommy Oliver

* Black Reel Awards
2015 Nominated Outstanding Independent Feature : Tommy Oliver

* Champs-Elysees Film Festival
2014 Nominated Audience Award Best American Feature Film : Tommy Oliver

* Los Angeles Pan African Film Festival
2014 Won Audience Award Feature Film : Tommy Oliver

* Nashville Film Festival
2014 Nominated Grand Jury Prize New Directors Competition : Tommy Oliver

* Santa Barbara International Film Festival
2014 Won Honorable Mention : Hill Harper
2014 Nominated The Panavision Spirit Award for Independent Cinema : Tommy Oliver

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Last Modified: 2013-09-16
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